| |||||
| |||||
第59話 彫り技喜悦観音一刀斬り
山城屋の娘おしのが、入れ墨を彫られた体を刀で斬られた死体として発見された。おしのは、失踪してから発見されるまでの半月の間に入れ墨を彫られ、腕の立つ侍に斬殺されたらしい。 また、おしのに入れ墨を彫ったと思われる彫り師の彫辰も、二ヶ月前から行方不明になっていた。 秀がおしのに作った簪を差す常盤津の師匠お絹を見かけた主水と秀は、お絹から簪の出所を聞き出した。 お絹に簪を与えたのは、元老中の中野登美翁。 お絹に連れられて登美翁の屋敷にやって来た主水と秀は、元老中という権力者を前にしてタジタジ。 登美翁の配下田島伝蔵から、古道具屋で簪を買ったと言う証言を聞き、二人は仕方なく引き下がった。 元老中の威光で主水と秀を退散させた登美翁。 しかし登美翁は入れ墨フェチの変態ジジイで、既に彫り済みの腰元おとき・おのぶ・おみよとの4Pを楽しんだり、それには飽き足らずおしのにも強引に入れ墨を彫らせたりと、女の敵ぶりを遺憾なく発揮していた。 お絹と田島そして登美翁に雇われ姿を消した彫辰も、登美翁の趣味を叶える悪事に加担していた。 そしてお絹は、おしのに代わる新たなターゲットを発見した。その名は、畷涼! 登美翁のリクエストにより、涼はお絹と田島にさらわれてしまう。 涼の白い肌に興味を抱いた彫辰は、すぐにでも入れ墨を始めようとする。 一方、左門たちは涼の危機に焦り出す。しかし主水だけが「これは裏の仕事じゃない」と話に乗らない。 かくして主水抜きで仕事人たちによる中野屋敷潜入作戦が開始された。 秀からの紹介で腰元として奉公することになった加代と、密かに忍び込んだ左門が、屋敷に閉じ込められている涼を探す。 そして左門は秘密の蔵で背中に下書きを描かれている涼を発見、しかし蔵へのルートが確認できず一旦その場を引き上げた。 涼の救出方法に難儀する左門たちの元に、主水が中野屋敷の見取り図を持って来た。 これで涼は助け出せる。そして六蔵も山城屋からおしのを殺した奴の始末を依頼されていた。 主水たちは正式な仕事として中野屋敷に乗り込む。 ちょうどその頃、加代が探索でドジをふみ、登美翁の餌食になりかけていた。 はたして、涼の運命は?加代の運命は?
【主水の一言】
「地獄へ行っても、俺が仕事人だってことは閻魔には内緒だぜ」 【次回予告】 母と妹を一目見たさに、渡世人が江戸に戻って来た。やがて巡り会った妹は、女郎に。涙ながらに語る母の死、そして許せぬ裏切り。『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 美鈴/水本恵子 中野登美翁/神田隆 彫辰/浜田晃 田島伝蔵/岩尾正隆 お衣/森あい いと/小林泉 山城屋/北村光生 市五郎/遠山欽 おとき/末永直美 おのぶ/岩崎美也子 おみよ/京明美 おしの/常山直子 せん/菅井きん りつ/白木万理
| |||||
| |||||
『必殺シリーズ同人サークル"江戸のクロねこ"ほーむぺーじ @クロねこ』はリンクフリーです。 当サイト内のどのページにリンクしていただいても構いません。左のバナーを御利用頂けると幸いです。 また相互リンクのお誘いや御意見・御感想などはメールでお願いします。 |