必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.10.09) 次回予告を追加。
第60話 狙い技仁義無用斬り
次の仕事の標的は内藤新宿の女郎屋中津屋権三。
内藤新宿に逃げ込んだ悪党をすべて捕らえることから奉行所からの信任が厚く十手も預かるほどの権三だが、裏では年期明けの女郎を店に無理矢理引き止めて働かせるだけ働かせていた。

そんな権三の元に彼を喜三郎と呼ぶ渡世人風の男が現われた。
その男時次郎は、権三が喜三郎と名乗っていた頃からの旧知の友であり、今では過去の罪から江戸所払いの身となっていた。
時次郎は江戸を離れて以来対面も叶わなくなった母と妹に一目会いたいと、決死の覚悟で江戸に潜入していたが見つけられずにいた。

その頃、権三を探るべく中津屋へ潜り込んだ秀は、時次郎の妹おゆきが中津屋で女郎をさせられていることを知る。秀はそのことを時次郎に教えてやった。
早速時次郎は中津屋に突入、おゆきと再会を果たす。そして兄妹は中津屋を脱出、中津屋を見張っていた加代に先導されて上総屋へと逃げ込んだ。

しかし権三の手配が奉行所に及び、荒巻様が時次郎を捕らえに上総屋に現われた。
町方を振り切って逃走した時次郎は、ふたたび内藤新宿へ。

三年前、時次郎を博打に誘いながら、奉行所に賭場を摘発させ時次郎を捕らえさせた喜三郎。
そして江戸所払いになった時次郎に代わって、おゆきと母の面倒を見る約束をしながら、おゆきを女郎におちぶらせた喜三郎。
そんな喜三郎を討ち果たすため時次郎は中津屋に殴り込むが、多勢に無勢、あえなく惨殺されてしまう。
そして女郎としての過酷な労働がたたり、おゆきもその生涯を閉じた。

かつて権三にこき使われて死んでいった女郎たちの家族からの頼み料、そして時次郎がおゆきの治療代にと置いていった金子を分け合う主水たち。
相手は内藤新宿の悪徳十手持ち!

【秀の一言】
「ヤクザは人間のクズだって言うが、そのクズが十手を預かっているとはな」

【次回予告】
闇から闇へ葬り去られていく小さな命。償いきれぬ罪を背負った女の不幸を食い物に、悪徳医者らが群がる。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 美鈴/水本恵子 中津屋権三/牧冬吉 お新/三浦徳子 周作/岡本隆成 茂平/日高久 仁吉/山本一郎 勘太/中嶋茂樹 お里/三笠敬子 長家の大家/森秀人 長家の老爺/石原須磨男 壷振り/日道太郎 女郎の父親/伊波一夫 おゆき/西崎みどり 時次郎/にしきのあきら せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.07.18  脚本:石森史郎  監督:長谷川安人 

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