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第62話 恨み技悲愁稲妻刺し
大工の棟梁辰三の妹お絹は、直参旗本越川伊織に奉公しながら兄の面倒を見る気立てのいい娘。ある日辰三は、越川の亡き妻八重の兄である角倉源八郎の姿を見た。 お絹が言うには、角倉は薄気味悪い人物だとか。辰三はお絹に注意を促す。 角倉は越川の屋敷を訪れては金を無心したり、お絹にセクハラしたりと、要注意人物ぶりを発揮。 また仲間の大沢玄蕃・熊田万作とつるんで町に繰り出せば子供達に因縁をつけ、それを止めようとした左門をボコるというありさま。旗本の威光を笠に着てやりたい放題し放題。 その現場を目撃していた辰三は、角倉を危険視しお絹に奉公をやめさせようとする。 だが越川がお絹にプロポーズしたことで、お絹の心は揺らいでしまう。 越川が長旅に出て帰って来るまでに、お絹はプロポーズの返事を決めることになった。 お絹は知り合いになって日が浅い加代と再会し、今度の一件を相談する。 お絹と越川の関係を認めた加代だが、やはりワル旗本角倉のことを心配し、万が一の時のために仕事人との接触方法をお絹に教えるのだった。 越川が旅立った後の夜、越川家の留守を預かるお絹の元へ角倉が現われた。 角倉は主人不在の屋敷から金を持ち出そうとする。それを止めさせようとしたお絹は、角倉に手込めにされた挙げ句に殺されてしまった。 旅から戻った越川は、お絹の死を悲しみながらも、直参旗本の体面を保つため彼女の死を隠蔽する。 屋敷を訪ねた辰三ですら、お絹が死んだことは知らされなかった。 しかしそれで引き下がるわけにはいかない辰三は、再び屋敷に行き越川からお絹の死を告げられた。 そして辰三は、お絹を自分が殺していない証拠として、お絹の元へ行くために切腹する越川の死を目の当たりにすることに。 お絹から仕事人の話を聞かされていた辰三は、一路木更津へ向かった。
【主水の一言】
「酒は飲みたし金は無し、われショボくれて風に吹かれる…か、しまらねえなあ」 【次回予告】 美鈴「小太郎ちゃん、お母さんに会いたいの?」 小太郎「会いたくなんかねえや!」 少年が追い求める母の面影。亡霊の現れる洞窟で、少年の瞳に焼き付いたものは?『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 美鈴/水本恵子 越川伊織/佐藤仁哉 お絹/賀田裕子 角倉源八郎/椎谷健治 辰三/根岸一正 大沢玄蕃/筑波健 熊田万作/諸木淳郎 仙松/布目眞爾 捨吉/市川男女之助 同心/東悦次、扇田喜久一、村山茂、木沢雅博 せん/菅井きん りつ/白木万理
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