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第65話 散り技花火炸裂乱れ斬り
花火の「玉屋」は、店の花火で江戸の町を焼き、つぶれた…56へぇ。天保14年4月17日、玉屋で原因不明の火事が発生し、江戸の町を半丁ほど焼いた。 この火事で玉屋は江戸所払いとなり、その店も取り潰された。 その翌年、天保15年。 玉屋の花火職人だった清吉は、江戸所払いの身でありながら、江戸への潜入を果たしていた。 隅田川に現われた清吉は、鍵屋の花火職人伝八が鉄砲方井上・田村・坂本に殺されるのを目撃する。 井上たちが去り、伝八の元に駆け寄った清吉。だが、その姿を船遊びの一行に目撃され、顔こそ見られなかったものの、伝八殺しの下手人と疑われてしまった。 後日、伝八の葬儀が行われている鍵屋の前には、密かに手を合わせる清吉の姿が見られた。 合掌を終えて鍵屋を去ろうとする清吉は、たまたま通りかかった秀とぶつかり、主人の位牌を落してしまう。 位牌を拾った秀は持ち主を探し当て、それがきっかけで伝八と知り合った。 伝八の死に侍が絡んでいることを口走った清吉を不審に思う秀。清吉のことは秀から主水に知らされた。 主水は鍵屋弥兵衛を連れて清吉と対面させる。 主水は、弥兵衛と清吉を会わせることで、伝八殺しの真相に近付こうとする。 そして清吉が語る玉屋焼失の秘密。 将軍家へ献上する花火は、元々鉄砲方が担当していた。 ところがある日、玉屋と鍵屋の花火を気に入った将軍様が献上花火を玉屋と鍵屋に命じたため、面目を失った鉄砲方が逆恨みして玉屋を焼き払った。 玉屋なき今、鉄砲方が目の敵にするのは鍵屋のみ。鉄砲方は手始めに伝八を始末した…。 そして後日開かれる打止めの花火で、鍵屋と鉄砲方、どちらか優れた方が献上花火の永代御用を受けることになった。 弥兵衛は清吉を鍵屋の花火職人としてスカウトしようとするが、江戸所払いによる一年間のブランクは清吉から自信を奪い取っていた。そこで弥兵衛は生前伝八が残していた未完成の仕掛玉の絵図面を清吉に託す。 その結果、玉屋鍵屋双方の花火師による最高の仕掛け花火の絵図面が出来上がった。 だがその情報は鉄砲方に通じていた鍵屋番頭千吉によって、井上たちに知れ渡った。 秀と左門は清吉を心配し警戒していたが、千吉によっておびき出された清吉は井上たちに斬られてしまう。 清吉は、秀と左門に六蔵あての頼み料を託し、鍵屋に花火の完成を願い、息を引き取った。 ついに来た打止めの花火の夜。仕事人は鉄砲方三人組と千吉殺しに繰り出す。 江戸の二つの花火組織、どちらが勝つかサバイバル!
【主水の一言】
「どうです?見事でしょう。江戸一番の花火師清吉が作った花火ですよ」 【次回予告】 病いと貧困のどん底で、若い絵師は命をすり減らした。真実の絵を描きたい。そんな唯一の望みさえも、金の亡者どもが踏みつぶす。『必殺仕事人』御期待下さい。 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 美鈴/水本恵子 鍵屋弥兵衛/高木二郎 千吉/楠年明 お千代/堂園千秋 井上/浜伸二 田村/野上哲也 お大尽/松田明 若い二枚目/有光豊 坂本/東悦次 伝八/伊波一夫 花火屋/平井靖 船頭/美鷹健児 芸者/淡城みゆき、全芳美、河野富子 清吉/大木実 せん/菅井きん りつ/白木万理
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