必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2008.04.15) 次回予告を追加。
第67話 詣り技暗闇丑の刻重ね斬り
丑の刻詣りの女が夜回りの男を見つけるなり、殴る蹴るの暴行を加えるという事件が続発。
いくら丑の刻詣りが人に見られたら効果がないとは言え、このような事態を放っておくわけにはいかず、主水は荒巻様から丑の刻詣りの女を見張るよう指示を受けた。
早速出張った主水。だが丑の刻詣りの女の思わぬ反撃を受け、腕に火傷を負わされてしまう。
女が置き忘れていったわら人形には"おまき"と記されてあった。

その丑の刻詣りの女の正体は、加代の知り合いで、材木問屋美濃屋庄兵衛の妻お種。
それを知った主水は美濃屋に乗り込み、おまきが美濃屋が出入りしている浄源寺の用人林弥一郎の妹であり、使用人の行儀見習いの取り締まりとして美濃屋に出入りしていることを知る。
しかしそこで林が現われ、主水はそそくさと退散。そしてお種は、おまきが美濃屋を乗っ取ろうとしてると言ったばっかりに、庄兵衛の怒りに触れてしまい、蔵に閉じ込められることに。

浄源寺が改築することになった。その用材一切を仕切る御墨付きを受領するため浄玄寺に呼ばれた庄兵衛は、住職道源から娘八重を浄玄寺に行儀見習いに出さないかと勧誘される。しかし庄兵衛と同席した八重は、母と同じく林・おまきそして道源を信用しておらず、その誘いをキッパリ断った。

お種が思った通り、林・おまき・道源は美濃屋を我がものにしようと企んでいた。
おまきの色仕掛けで庄兵衛は一味の手中に落ちており、浄源寺一味は続いてお種の始末に狙いを定める。
お種が閉じ込められている蔵の鍵を外した林は、お種が蔵から逃げ出し丑の刻詣りに向かったのを確認すると、自分も丑の刻詣りの格好をして夜回りの男を殺害、その罪をお種にかぶせようとした。

計画は成功し容疑はお種にかけられた。だが、お種の様子を探っていた加代と、丑の刻詣りの女による夜回り殺しを聞き付けた左門がお種を匿ったため、逮捕までには至らなかった。
とりあえず、お種は加代と秀に連れられて、木更津へと避難した。
木更津に着いたお種は、親子三人仲良く暮らしていければ美濃屋の身代を捨ててもいいと、秀と加代に告白。秀と加代は、美濃屋親子を再会させるため、奉行所の手の届かない千住を親子の再会場所に設定、その段取りに奔走する。

加代は江戸に戻り八重に千住に行くように言い、庄兵衛も承知する。
ところが偶然にも、庄兵衛は林とおまきが兄妹ではなく愛人関係だったことを知ってしまう。秘密を知ってしまった庄兵衛は、林に殺されかけるが、そこで道源に生け贄としてお種を差し出せば助けてやると言われ、千住でお種と再会することをバラしてしまった。

千住へ出向くと言う林。再会の約束が林に知られたと察知し、それに同行する主水。
千住に着いた主水は、お種と行動を共にする秀に、約束が一味に知れ渡ったことを告げる。
主水との密談を終えてお種の元に戻った秀は、お種に撤退を促す。だが庄兵衛と八重を心配したお種は、役人である主水と林の前に姿を現わしてしまう。
主水が番屋へ連れていこうとするのを制止し、林はお種を捕らえていった。

お種が連れてこられた先には、庄兵衛と八重が捕まっていた。庄兵衛とお種は斬殺され、八重も舌を噛み切って果てた。
かくして浄源寺一味はまんまと美濃屋の身代乗っ取りに成功する。

【主水の一言】
「念仏は自前だ。手前ぇで唱えろ!」

【次回予告】
闇に咲いた恋の花一輪。絵馬に託した女のまこと。愛しい人に想いを込めて。切ない女ごころが壊れるときに、悪が蠢く。『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 おまき/北川恵 林弥一郎/綾川香 美濃屋庄兵衛/西山辰夫 道源/大島宇三郎 八重/平野真理 夜番/藤川準、丸尾好広、伊波一夫、村山茂 お種/浅香光代 せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.09.19  脚本:吉田 剛  監督:井上梅次 

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