必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2008.04.15) 次回予告を追加。
第73話 断絶技激走!一直線刺し
江戸時代にも暴走族ってあったんですかねえ?

江戸の町中を大八車で走り回る若者の一団が出現。
彼らは、血の気が多く、ただ気晴らしをしたいという理由だけで突っ走る、周りの迷惑を顧みない困った連中だった。
町人らの訴えにより重い腰を上げた南町奉行所は、リーダー朝吉他メンバー数名を補導し、厳重注意の上釈放した。
ちなみに朝吉というのは飾り職見習いで、秀の知り合いだった。

その暴走行為が原因で、メンバー全員が勤め先から解雇されてしまった。
困り果てた朝吉は秀に相談し、大八車に人を乗せ運搬する人力車商売を思い付いた。
秀の協力を得て人力車を完成させた朝吉たちは、秀が「新しい商売を始めるには奉行所に届ける必要がある」と言うのも聞かず、勢いに任せて早々に開業する。

やはり秀の言い分は正しかった。
無許可営業の人力車屋は奉行所に目をつけられ、営業停止処分をくらってしまう。
しかしあきらめきれない朝吉たちは、奉行所の目が光る昼間の営業をやめ、夜の繁華街から客を乗せる方法に方針転換することにした。

そうして夜の営業を始めた朝吉たち。だがその仕事中にメンバーが次々と何者かに殺されてしまう。
生き残ったのは朝吉とみほの二人だけ。
主水は二人が人力車を引いているところを見つけ逮捕した。仲間たちが殺されたのだから、次は残る二人が殺されるに違いない。そう思った主水は、二人を助けるために仮牢に入れた。
しかし後日、筆頭与力田村の命令で朝吉とみほは、お解き放ちとなった。

そして市井に戻った朝吉とみほは、主水の思惑通り何者かに殺されてしまった。
秀は、田村と駕籠屋藤兵衛の癒着を嗅ぎ付け、藤兵衛が人力車商売のアイデアを独占するために、朝吉たちを手下らに殺させていたことを知る。

どうにもこうにも怒りがおさまらない秀に、六蔵から藤兵衛一味始末の指示が飛び込んできた。
殺される前にみほが、仲間たちを殺した奴らの始末を依頼していたのだ。

ところで、江戸時代にも人力車ってあったんですかねえ?

【主水の一言】
「おい車屋、車屋ー!」

【次回予告(藤田まこと)】
今回はグッと色っぽいお話です。心中の片割れの女が生き残ったことから悲劇が始まります。時代劇はやっぱり必殺!
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ おしま/三島ゆり子 涼/小林かおり 同心荒巻/芝本正 美鈴/水本恵子 みほ/山本ゆか里 朝吉/川島祐介 藤兵衛/中井啓輔 田村/石橋雅史 勘太/高峰圭二 捨吉/岡本隆成 芳三/四方公 音松/新郷隆 錺職の親方/石原須磨男 芸者/岩崎美也子 牢番/山内八郎 せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:80.10.31  脚本:保利吉紀  監督:工藤栄一 

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