おりくは仕事人仲間のピン助と８、９年振りの再会を果たした。
ある日、柳橋の芸者花蝶が消息を絶った。
花蝶を独り占めしたい服部兵部とそれに手を貸す板倉屋文左衛門の仕業だ。
花蝶の行方を追っていたピン助は尋ねた先の文左衛門の素振りを不審を抱き、その後に板倉屋に潜入して見事花蝶の救出に成功した。
ピン助に頼まれて花蝶はおりくの元に預けられたが、今度はピン助が服部の配下古川陣十郎と野崎一角に連れ去られてしまった。花蝶の居場所を聞き出すためだ。
一味はピン助と同居するお蘭をもさらいピン助の目の前で犯してしまう。やがて舌を切ってお蘭は死んだ。それでもピン助は口を割らなかった。
ピン助の不幸はまだ終わらない。板倉屋に拉致された時に受けた仕打ちがたたって花蝶も衰弱死した。
花蝶とお蘭は実は姉妹でピン助はこの姉妹の父親だった。
ピン助は単独で復讐に乗り出すが反撃にあい死亡、おりくたちが代りにピン助・花蝶・お蘭親子の恨みを晴らすことになる。

---

---