主水急襲さる。銀平の助太刀も空しく主水は襲いかかった一団に連れ去られてしまった。
屋久杉問屋増田屋に盗みに入り主人を殺害のうえ金を奪った盗賊一味が、一年振りに御庭番組頭倉持典膳と再会した。その後閉店した増田屋の材木問屋株を使い倉持は盗賊らに新たな店を構えさせようとする。
一味はその資金として増田屋から盗んだ後埋めて隠した金を掘り起こそうとするが、その金のありかは今では百軒長屋の番所になっていた。
一味は主水のいない番所に忍び込みまんまと埋めた金の掘り出しに成功する。
一方主水は将軍の密命を受け薩摩への密偵の任務に就いていた。主水を拉致し将軍に引き合わせたのも倉持だった。
仕事人たちは主水抜きで倉持らを始末しようとする。
政が倉持を手にかけようとしたその時、任務を終え江戸へ戻って来た主水と思わぬ再会を果たす。

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