No.32  PM−Float  「黄フロート」

 ■PM−Float 「黄フロート」
 
 TMC 2499SP-BL #14 /PM-Float(Yellow) & Ostrich(Black)

 最近通っている釣り場「フィッシングフィールド川越」で、優秀な成果を上げているフライです。
 魚がぽつぽつと水面に反応するという条件の場合に、長い”待ち”にも対応できるフロートフライ=沈まないフライです。
 このパターンの基本形は、このように背中側にフロートを背負っているバックフロートフライ=BFフライです。

 タイイングはとても簡単です。

 ①スレッド下巻きの後、PMフロートをマラブーテールと同じように、後ろ向きに取り付け。
    (フロートはスレッドで締め付けながら付けます。)
 

 ②オーストリッチやピーコックハールのハックル材をテキトーに何回か巻く。
 

 ③PMフロートを折り返して、ハックルの上に被せて、アイの後ろで固定。ヘッド部を残して、カットすれば完成。
 

 フロートと言っても、着水するとこんな感じです。
   

 基本的に水面下に張り付いた状態になります。
 フロータントを塗布すれば、より浮くと思いますが、私は横着して使っていません。
 さらに浮力を高めたい場合は、大きなフックサイズにして下さい。
 小さなフックサイズのまま、ヘッド部だけを長くするとバランスが悪くなり、フライの回転など、
 キャスティングのトラブルが起こります。

 カラーは、この黄色のフロートと黒のハックルの組み合わせがいいようです。(今のところ)
 水中から明るい空を見上げている魚にとって、見やすい黒がフライの下半分。
 岸から水面を見ている釣り人にとって、見やすい(マーカーのような)黄色がフライの上半分。
 軍用機のカラーリング(敵に見つからないように、機体の上半分が地表に似た濃色、
 下半分が空に似た淡色という配色)とは逆に、「見やすい」配色になっているという感じです。
 ただし、サーフェイス(水面)の下に貼り付いているので、実際は、魚からは↓こんな風に下半分ではなく全体が見えます。
 

 たぶん、黄/黒でなくても、白/黒、ピンク/黒でも同じだと思いますが、
 今のところ、黄緑、薄い青のフロート材は成績が悪いです。

 ・・・と紹介しても、この「PMフロート」というマテリアルがないと巻けませんね。
 オリジナルマテリアルなので、今のところ全世界に7人しか持っていません。(笑)
 市販のフロート材を使うか、似たような素材から代わりになるフロート材を工夫してもいいと思います。
 自分でフロート材を作りたいという方は、 
NO.26  NO.28  を参考にしてみて下さい。

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 ■オマケ

 黄色と黒 と言えば、虎カラー・・・あ〜っ!、また思い付いてしまったあ。(
またかいっ!

 ・・・

 ということで、阪神タイガース 2003年セ・リーグ優勝記念パターンです。(
なんだ、それっ!

 ■虎カラーのジェット風船型フライ 「釣りたいんや!」
   

 ◆特徴とこのフライでの釣り方 :

 7回ウラのイニングではなく、7時すぎのイブニングに最適な、ジェット風船型ボディになっています。
 「ひゅ〜〜〜」って感じでキャストして下さい。
 釣りながら唄うのは「六甲おろし」ではなく、「赤城おろし」でもOKです。(
どこの釣り場やっ!
 ただし、歌の最後は「フレ、フレ、フレ、フレ〜!」ではなく、
 「フロ、フロ、フロ、フロ〜ト」と大きな声で唄わないと釣れません。(
アホちゃうか!

  
<阪神ファンではない方のための参考> : 六甲おろしの歌詞(1番)

     ♪六甲おろしに颯爽と 蒼天翔ける日輪の
        青春の覇気美しく
        輝く我が名ぞ 阪神タイガース オウオウオウオウ
        阪神タイガース フレフレフレフレ♪


  替え歌としては、・・(
もう、ええっちゅうの!

 ところで、これって縦縞なの、横縞なの?(
そうゆう問題やない!

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 ◇補足 : パターン名「釣りたいんや!」については、
雑記帳 を参照して下さい。(注:私は阪神ファンではありません。)


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