岡山県立森林公園(前編)〜新緑の渓谷と湿原の花々〜


ソリ遊びを存分に楽しんだ後、恩原高原を後にし赤和瀬渓谷へ。ここでも周囲の木々はようやく春を迎えたという感じで、同じ岡山県でも気候の違いをしみじみと感じる。

そろそろお腹もすいてきたので、来た道を少し戻り茅葺き屋根の「いっぷく亭」で昼ご飯。
辺ぴな場所にあるわりに、有名なお店のようでかなりの賑わいだ。店内には土間や囲炉裏もあって昔懐かしい雰囲気。
子供たちは、「熊笹うどん」、親たちはここの名物「いっぷく定食」(右)を注文するとツクシやフキ、タラの芽などの天ぷらに山菜の塩漬け、酢の物、だんご汁がついてきた。素朴な田舎の味をゆっくり堪能。
食事のあと、周囲を散歩すると湿地になっていてミズバショウが咲いていた。さらに斜面には、そこかしこにツクシが出ており、またもや気候の違いを実感。

さあ、いよいよ、お目当ての県立森林公園を目指す。村の中心部から細く曲がりくねった道を8kmほど行くと森林公園入口。
ここは鳥取県との県境にあたり、標高840〜1,100m、公園といってもその面積は334ヘクタールというからハンパじゃない。よくある例えで計算すると、えーと・・・東京ドーム71個分の広さなのだ。
入口を入るとすぐ右手に管理センター。ここで地図をもらい散策。ブナやミズナラの森に囲まれて清流が流れ、道脇にはミヤマカタバミやショウジョウバカマが咲いている。

この公園の素晴らしいところはさまざまな貴重な植物がじかに手に触れて観察できることだ。よくありがちな保護のための柵やロープ、注意を促す看板などが一切ないのだ。それゆえに訪れる人のマナーが問われるのは確かだが、やはり植物があるべき姿のままで存在することの意義は大きい。
さらに進むとキクザキイチゲの白い花、キンキエンゴサク。至る所に葉が伸びたザゼンソウ、湿地には黄色いリュウキンカ、ミズバショウと続く。
花々の写真は次のページでまとめて紹介するとしよう・・・。