タツノオトシゴを探そう!〜夏の瀬戸内海で生き物観察〜

ザルの中を見ると茶色の曲がった物体が・・・。
タツノオトシゴ、採ったど〜!(笑)」
と長男を呼び、手のひらにとって見せる。
ようやく会えたね・・・。
こちらで騒いでいるのが何事かと思ったのか、周りにいた子供や大人たちも珍しがって集まってきた。

手のひらにのせると尻尾をクネクネさせて動く。お腹の辺りを見ると直角に近い角度なので、きっとメスだろう。触ってみると、トゲトゲしい体なのだけれど、思ったより硬くない。集まってきた人たちも目を丸くして「かわいい!」を連発!(笑)

これで内心、ホッと一息・・・。(^-^;
というのも、私事になって申し訳ないのですが、この日の朝に生出演したラジオ大阪のある番組の中で、子供にタツノオトシゴを見せるために海へ行く、と宣言していたから・・・。
「あ〜、これで家に帰れる〜〜〜!」(爆)

右の写真は本日の成果。このほかにヤドカリ、カニ、エビなど多数・・・。ちなみに左上のツメタガイは抱卵中のお母さん。帰り際に全て海に返して帰りました。




■〜タツノオトシゴFAQ〜「よくある質問」
タツノオトシゴ
不思議に満ちたタツノオトシゴの生態を少しご紹介しましょう!


逆光で撮影。体が透けて見える【Q1】
タツノオトシゴって何の仲間なの?
【A1】
よくエビ・カニとかヒトデの仲間とよく間違われます(中には虫の仲間と思う人も・・・)が、れっきとした「魚」です。
体長は成魚が6〜10cmで、ヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科という分類上の位置づけになります。

【Q2】
タツノオトシゴは何を食べるの?
【A2】
主に動物性プランクトン、小さなエビなどを食べているようです。飼育されてる方もいてイサザアミなどを与えているようですが、なかなか食べてくれない場合もあるようです。


タツノオトシゴのお父さんと赤ちゃん【Q3】
タツノオトシゴは卵を産むの?
【A3】
魚類なので卵を産むのですが、卵はメスがオスの腹部にある育児嚢とよばれる袋の中に産卵します。ですから育てるのはオスの役目になります。捕まえたタツノオトシゴから赤ちゃんが出てきたら、そこにいるのはお母さんではなくお父さんということになりますね。

【Q4】
タツノオトシゴはどんなところに住んでいるの?
児島の湾内に茂るアマモ【A4】
北海道南部以南の日本各地の浅海に生息しています。瀬戸内海では写真のようなアマモの繁殖している地域でよく見られるようです。
このようなアマモ場は、エビやプランクトンなどがたくさん生息し、これらをエサとする多くの魚が生活しています。また、外敵から身を守ることのできる格好の場所として魚たちの産卵場となっていて幼魚の時代をここで過ごす魚も多いようです。高洲のある児島の内湾部は、このようなアマモ場がたくさんありタツノオトシゴが生息できる環境が現在も残っています。

タツノオトシゴのシルエット

「タツノオトシゴに逢いたいっ!」と思ったあなたへ・・・
瀬戸内海でタツノオトシゴに逢うには、夏場の方がいいようです。海水浴、潮干狩りを兼ねてぜひいらしてみてくださいね〜!(^-^)/
2002.8.19

ホーム自然と遊ぶ