「趣味はオーディオです」と言いたい

僕は聞かれると困るものが多い。「職業は?」と聞かれると「カウンセラー」や「心理士」というものをどう説明したらいいのかと困ってしまう。こちらの心配しすぎなのかもしれないが、どこか「口先で人の悩みを解決する」ようなうさんくさい商売と思われるんではないかと思ってしまうのだ。つい、「病院関係なんです」と答えてしまう。しつこい人はそこで「お医者さんですか?」などと聞いてきたりする。それで「いや、違うんですけど・・・」などと言って笑ってごまかしていると、さらに怪しい人間に思われてくる。これが困るのだ。

同じように「趣味は何ですか?」と聞かれるとかなり困る。普通なら「音楽や映画です」と答えたりする。話を早く終わらせたい時は僕もそう答える。しかし、そこにいくらかでもこだわりがあるのが趣味というもので、やっぱり本音としては「オーディオです」と答えてみたい。趣味が「オーディオ」という人は少ない。だから、「オーディオ」と答えられても、何のことかわからない人が多い。「ステレオなんです」と言い直してみたりする。たいがいの人は「ああ・・・」と、愛想でうなづいてくれる。言い直したんだから、それ以上追求するものではない。常識である。しかし、僕は心の中でいつも「たぶん、わかってもらえてないんだろうなぁ」と気落ちするのである。

「音楽」や「映画」という答えで何がいけないかと、考えてみる。やっていることは音楽を聴くことであり、映画を観ることなのだ。何が違うか。「オーディオ」と言う人は、その通り自分が使っている「装置」「機械」にこだわりがある。しかし、本当は「機械」が好きなわけじゃぁない。文系出身の僕は機械の中身や働きなどは正直ちんぷんかんぷんなのだ。本当に大事なのはその機械が再生する「音楽」や「映画」なのである。「音楽」や「映画」を聞いたり観たりするだけじゃなく、どんなふうに楽しみたいかということにこだわりがある。好きな音楽や映画を思いっきりしゃぶりつくしたいと思う人たちなのである。

ステレオはただ買ってきて、置いただけではよい音を出してはくれない。音は出すが、よくはない。上手に使えばもっともっと音楽も映画も楽しく変身するのだ。このHPはステレオを使いこなすための初歩の初歩をまとめてみた。書いているのは文系の僕だから、電気的な専門なことや、音楽や映画の専門的なことは書いていない。そんなことは聞かないでほしい。わからないから。僕の使っているステレオも安くはないが超高級品というわけではない。タダでできる工夫から、安く遊べるものを紹介するつもりである。さらに本格的な使いこなしや音の変化を楽しみたいと思ったら、専門の雑誌や他のHPへ進んで欲しい。オーディオも趣味になることが感じてもらえたらうれしい。音楽好き、映画好きの人もこうしたことを知って置いて損はないと思う。さぁ、少しの間だけ、お付き合いを。

My Theater の姿。機器類はこの右側にある。スピーカーの前に立っている黒い棒はスクリーンを張るためのポールで、上に渡してある白い箱からスクリーンがたれる仕組み。スピーカーのサイズは縦90cmX横50cmと大型。今は製造を中止したダイアトーン製。その上にムラタのスーパーツィーターが乗る。中央のテレビは32インチ。その手前にあるのはセンタースピーカーではなく、映画用のサブウーファーである。黒い幕の後ろには窓があったのだが、窓の明かりでテレビが見えなくなるのでふさがれてしまった。

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