音楽・道楽
道楽は続くよ、どこまでも 〜 その2 〜
OdeonAg  これがOdeonAg。普通のCDプレーヤーに比べて4倍の精度で信号を読みとる。原理を説明するとややこしいけど、実際はアップコンバートといってCDのデジタル信号を拡大鏡のように拡大してから、音楽信号を読みとるという方法で読みとりの率を上げていく。ただし、元の信号はそのままなのでこうした方法には限界もあるだろう。こうした方法はこれまで発売されているたくさんCDを生かすために使われ、今後も普及はすると思う。ただし、将来的には下で紹介するような方法で、そもそものデジタル信号の情報量を上げてしまおうという方法が考えられている。
 特殊な働きを持つOdeonAgだが実物はあっけにとられるほど小さい。この銀色の箱にそんな機能がついているとはとても思えないが、その働きはなかなかのも。
 さて、今度は音の入り口の変化です。CD兼用のDVDのところにD/Aコンバーターというものを入れました。CDでは音をデジタル信号で記録しています。この信号は文章であり、それが解読されて実際に連続した流れのある電気信号になり、スピーカーはこの電気信号の強弱をさらに振動に返えて音にするわけです。この解読された実際の流れのある電気信号をアナログ信号といいます。この時デジタル(DIGITAL)からアナログ(ANALOGUE)に信号を変換するものをD/Aコンバーターというのです。普通CDプレーヤーはこの機能が内蔵されていて音声の電気信号(ANALOGUE)になってから出てきます。我が家ではデジタルアンプが最新なのでCD兼用のDVDからデジタル信号出力をアンプにつないで、アンプでD/A変換していると以前に書きました。しかし、やはりDVDにしても、AVアンプにしてもCD専用機と比べると音質が落ちているのではないかと気になったわけです。DENONの高級から乗り換えたにもかかわらず心配なのが、気の弱い人間のサガです。さらに音質の向上をということで、このD/A変換を単独で行う機械を導入したわけです。
 買ったのはBirdland(取り扱いはユキム)というメーカーのOdeonAgというものです。このD/Aコンバーターはちょっと変わっていて、CDのデジタル信号を通常の4倍の細かさでアナログに変換するようにしてくれます。先にデジタル信号は文章だと書きました。しかし、この文章も読みとる精度を上げていくともっときめ細かい情報まで読みとれるといいます。目の粗い読みとり装置はとばし読みしている部分も多いというのです。不思議なことです。デジタルのはずが、いつのまにかレコードの針の精度と同じことを言い始めています。レコードの溝のスミからスミまで読みとれるように針やプレーヤーが進化したように、今ではCDも細部のデーターが読みとれるように進化が進んでいるのです。このD/Aコンバーターは音にハリがあり、かつ精度の細かい読みとりで以前より音がなめらかにつながったような感じになりました。
 正直に言うとちょっと価格ほどの変化があったかどうかは微妙です。先に書いたようにそもそもDENONの高級機と入れ替えたくらいですから、当たり前といえばそれまでですが。僕の耳の方がもう限界なのかもしれません。ただ、このハリを失わずに音のつながりのなめらかさを出してくれる点はなかなかよいと思います。デジタルの信号はもともとのアナログの音楽を、文章に読み替えるという作業を最初にしています(つまりA/D変換ですね)。この時にどうしても音を0か1かのデジタル文章に分けないといけない。本当に微妙な色合いでも、もちろんこの文字は非常にたくさんあるわけですが、どうしても最終的にはどれかの文字に分けてしまうのです。ですから、一つひとつの音を見ると本当は全部が切れています。これはアニメなどを考えるとわかります。アニメの基本はパラパラ漫画です。パラパラのページを多くすれば多くするほどなめらかの動きの再現になります。CDもできるだけ細かく分ければ分けるほど、逆に再生するときもできるだけ細かいところまで読みとれれば読みとれるほど、なめらかなつながりを持った現実の音に近づくわけです。レコードはこのアナログの信号をそっくりそのまま刻み込んでいました。ですから読みとり装置の精度が高ければ、原音再生を実現できる可能性を持っているのはアナログのレコードなのです。今でも最高級のレコードプレーヤーはデジタルの音をしのぐと言われています。ただ、レコードでこれを実現するにはものすごく手の込んだ最高級の機械と環境を用意する必要があるわけです。CDのよいところは誰でも場所や形を気にせず、手軽にあるレベル以上の音が得られるというところにあったりします。少なくとも忍び足で歩く必要はありません。で、OdeonAgは読みとりの精度を高めているのが特徴でもあって、なるほどなめらかさはアップしてギスギスしたところが減少したと感じるわけです。
※DVDオーディオとSACD

 我が家のDVDはDVDオーディオというものに対応する。CDは当初あの銀盤に96分の音楽が記録できるように設計された。しかし、その後の進歩は同じ大きさの銀盤に映画も記録できるほどに容量をアップしている。左の説明のようにデジタル信号と言えど、記録する情報が増えるほど音質も高まることが実証されている。それならばDVDを使わない手はない。DVDオーディオはDVDのディスクを使って音楽情報をきめ細かく入れようとする新しい方式。なるほど、音楽の情報量の違いを感じさせる。残念なのはまだソフトの数か少ないこと。

 一方同じ理屈でCDの記録量を増やして高音質を狙おうとするのがSACD(スーパーオーディオCD)。SONYが精力的に取り組んでいる。こちらも再生には対応した専用機が必要だが高音質には定評がある。残念なことに僕は聴いたことがない。

 どちらの規格もサラウンド対応を表明しており、映画だけでなく、今後はオーディオの世界にもスピーカーをたくさん使って臨場感豊に再生する世界が開けそうである。

EPO
VOICE OF OOPARTS

 僕のメインHP「ガタゴト生きる」の第2期隠れテーマソングにはこのCDから「トラヴェシア」という曲を選んだ。
EPOの「VOICE OF OOPARTS」(東芝EMI)
 このCDはどの曲も素朴な音使いでアコースティックな表現が心地よい。音は中域が中心だが、クリアで無理しておらず好感が持てる。「トラヴェシア」はEPOの思いを込めた力強い歌い方も魅力の一つである。
 録音のよいCDを紹介しようと思うけれど実はあまり思いつくものがない。それで最近のお気に入りから。ドリカムの最新版「monkey girl odyssey」 (東芝EMI)。録音も比較的よいのではないかと思う。吉田美和のボーカルをきちんとメインにそえて、コーラスも、電子楽器も、アコースティックな楽器も、うまくからめていく。音の過剰なJ−Popとは対照的にスッキリとした印象だが、それはアレンジのうまさだと思う。もともとの音楽性の高さに加え音楽を遊ぶ才能がどんどん加わっていく。

 高価な買い物はこれでひとまず終わりです。とうとう財布がつきました。それであとはちょっと細かいアクセサリーを追加しています。先に「ムジラカイザー」のところで跳ね返りの信号に触れました。これはオーディオ上で言えばよけいな信号なのでノイズになります。ノイズというとレコード時代はざぁーという音やゴミが針を飛ばしてボッとなったり、静電気でパチッとはねたりする音が当たり前でした。CD時代の恩恵はどんなに安い機械でもこうしたあきらかなノイズがなくなったことでもあります。しかし、突き詰めればいろんなノイズはまだまだあるわけです。オーディオも本格的になってくると安い機械ほど純粋な再生がむずかしく、出てくる音が実際はノイズで汚れて歪んでいるということにも気がつくものです。これは、たとえばAMのラジオの音とFMのラジオの音の違いに似ています。AMしか知らなければこの音がノイズの多い音だとは感じません。しかし、FMを聴くとその雑味が気になり始めます。オーディオの機械にもこれと同じことがあるわけです。もっともよい方法は機械をノイズ対策を入念にした高級機に買い換えることですが、財布が底をついた以上はそうも言えません。それでアクセサリーが登場します。実はこの半年でもっとも驚いたアクセサリーがあるのです。

電磁波吸収材
 オーディオの世界の不思議はこうした一見わけのわからないものに象徴されるのかもしれない。ただの薄っぺらい黒いシートが、電磁波を吸収してノイズを取り除いてくれる。ケーブルや機械を買えると音そのものが変わるわけだが、これは音が変わるというより雑味がなくなった事が実感できる。もちろん、効果は使用している機械によると思うが、我が家では驚くほどの効果・・・。なぜ、もっと早く出会わなかったのか・・・。
 それが電磁波吸収材というものです。オヤイデという電気屋さんが扱っています。見た目は何の変哲もないただの黒いシートです。本当に薄くペラペラした何の役に立つのか想像もできないただのシートです。これが電磁波を吸収するというのです。オーディオの機械は電気信号の流れが大きいので、副作用としていろんな場所で電磁波が発生します。この電磁波がもともとの電気信号にまとわりついて音をにごしているらしいのです。高級機になると電磁波対策も重要になってきます。うちの機械はそれほど高級機ではないので、これが弱いだろうと思ったわけです。実は雑誌に以前、我が家と同じ機械を使った電磁波の実験があったのが気になっていました。それでこのシートをちょっと使ってみようじゃないかと購入したわけです。シートが大きかったのでアンプの通気穴をふさがないように1/4の大きさに切ってただそれを上に乗っけてみました。すると、ビックリです。音がさーと静かになって、楽器と楽器の間に新鮮な空気が入るようです。なるほど元の音楽信号にノイズが混ざっていたんだということが実感されました。それこそ今までの音はAMだったんだ、本当はFMの音が隠れてたんだとビックリしました。ただ、しばらく聴くとこれは効果がちょっと強すぎて、ストレートだけどギスギスもしているとも感じました。もともとは電磁波の影響も入れてその機械の音だったわけです。それで1/4のシートをさらに1/4にして名刺大のサイズまで切って、それを二枚だけにしてみました。これでバッチリです。ちょうどよい音の厚み、スッキリ感になりました。残ったシートは他の機械の方にも分けていくことにします。電気をよく使うアンプへの効果が一番ありました。5千円ほどの投資でこうも音が変わるからアクセサリーの世界は不思議です。今ではどの機械の上にも名刺大の黒いシートがのっています。

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