
| 我が家の新しい音 2 |
| サラウンドの変化 さて、前回は音楽を楽しむときの再生音の変化だったのですがもう一つ映画を楽しむときの変化というのもあるわけです。大きく異なるのはサラウンドスピーカーの設置が変わったことにあります。そして、それはSACDやDVDオーディオのマルチチャンネル再生にも対応できるように考えた設置となっています。もう少し専門的にいうと、以前の部屋ではジョージ・ルーカス監督が作った映画のための規格THXに近いもの、今度はドルビーデジタルや音楽再生を中心に提案されている規格ITR−Uにに近い設置になっています。両者の違いは要するには横のスピーカーを置くのか置かないのかということにあるわけですが、なかなかどれがよいとは言い切れない微妙な状態が現状です。そうはいっても結局は生活の都合が優先するわけで、今回の我が家では横のスピーカーなし、サラウンドのスピーカーは斜め後方に位置するようなセッティングになりました。さらに、前回にも触れたように、今度はセンタースピーカーを導入しています。 で、結果はどうかというと、セッティングによってサラウンドそのものが違うかというとこれはどうもそこまでは言えないような気がします。むしろ、部屋が正方形の8畳になって、空間的にそれぞれのスピーカーがすべて近くなったことの方が意味があったようです。サラウンドのまとまりは上がりました。センタースピーカーの導入も成功です。スクリーンが近くなったせいで、これまでよりも中央から声が出てくることが、大事になった気がします。以前はスクリーンとの距離があった分、センター定位もおおらかでよかったんですね。今は中央から聞えないと、ちょっとイライラします。センタースピーカーがなくても中央から聞えますが、ちょっと音像が大きくなってしまうのです。ピンと締まったセンターであってほしい。そう思うとセンタースピーカーは必要になります。狭い部屋だからセンターがいる、というのはちょっと面白い発見でした。 こうして我が家の音は再出発をしたわけです。ライブハウスの音からすると、だんだんと普通のバランスの音に近づいている我が家の音です。すでに引っ越して半年が過ぎようとしていますが、この間にアンプを修理に出したりして、実質4ヶ月ぐらいの稼働になります。以前と比べて、変化はどうかと聞かれると一長一短ですね。1番の問題は音量の制限があることでしょうか。これは確実に全体の感覚を左右しています。もう数デシベル音量を上げられたら、満足できるところなのですが、この数デシベルが難しいところです。迫力やおおらかさ、荒いけど突き進む感じの魅力は前の勝ち。まとまりの良さ、音像の確かさ、音楽のていねいさは新居の勝ちという具合です。 |
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繰り返しになりますが、これが現在の我が家の基本的なサラウンドの構成です。話題のマルチチャンネル録音CDである、SACDやDVD−Audioでは、こちらのセッティングが基本形。 実際には後方中央に映画のサラウンド用(8ch)のバックスピーカーもあります。 でも、我が家はまだ音楽用のマルチチャンネルソフトがなかったりします。もっとソフトが増えてくれないかなぁ。 |
| 映像系の問題 映像の方はランプの入れ替えがかなり効きました。明るさ、コントラストともに上がったので、新しい環境では再調整しています。この変化はかなり新鮮です。ちょっと別のプロジェクターになったのかというくらい。もし、1〜2年使ってきたプロジェクターの映像にパワー感がなくなってきたなと感じたら、ランプの取り替えはアリかもしれません。取り替えランプが灯る頃には、かなりビックリすること請け合いです。 ただ、残念なことに我が家のプロジェクター三菱のLVP−L10000とラックスのLU−7の間ではプログレッシブにするとノイズが出てしまいました。だから、映像出力は仕方なくインターレスです。説明書にも相性の問題が触れてありますが、こればかりはどうにもならないようです。映像に関してはライバルのエソテリックも同じ中身ですからおそらく同じ問題を抱えていると思えば、仕方のないことのようです。ランプの入れ替えで、映像の鮮度が上がったのに、ちょっともったいなかったですね。 |
| Misiaの2003年のカウントダウンライブ。前回のDVDでもサラウンド収録が話題になったが、今回も同様にサラウンド収録で登場。DTS 96/24というより高音質な2ch録音も入っている。 ただ、今回のステージは札幌ドームのわりにはこぢんまりとしているし、Misiaの衣装チェンジばかりが目につく構成で、Misiaらしさは前回のDVDの方がよかったような。さらに、音質も前回のようなとがった勢いはない。丸く聞きやすくなってはいるが、これも評価が分かれるのではないだろうか・・・。 |
| ルームチューンも・・・ 実は新居の方は8畳の正方形なのですが、天井が半円形の変形になっているのと、最新の建築で機密性が非常のよいのとで、中低域に大きな山ができてしまうという問題がありました。どうも右の方で中低域が伸びきらずに詰まったように聞えるのです。ご存知のようにパイオニアのAVアンプにはこうした場合でも自動的に補正をしてくれる機能がついているのですが、これを使ってもとりきれないのです。手動でもいろいろ調整もしてみましたが、パッとしません。しばらくは、吸音材をいれることを検討していましたが、その前に手軽な方法としてレゾナンスチップの新製品、レゾナンスチップ・スノウを壁に貼ってみることにしました。これは以前のレゾナンスチップより一回り大きくて、陶器でできているそうです。ルームチューン用といううたい文句もあります。これをスピーカーの後ろにひとつずつ貼ってみます。なるほど、中低域のかぶりがちょっとスッキリした感じです。高さはウーファーに合わせています。それで物は試しとスピーカーの横の壁、だいたい一時反射がこの辺に当たるんじゃないかなぁというところに、もう一枚ずつ貼ってみました。すると、これがよかったですね。それまで気になっていた中低域の山がうまくとれてくれます。これは本当によくできていビックリです。効果の方は部屋ごとに違うのかもしれませんが、吸音材よりも値段も安いし、試してよかったなというのが正直な感想でした。 そんなこんなで我が家の引っ越しはひとまず完了となりました。いろいろと大騒ぎをしてようやく落ち着いてきた我が家。だいぶ疲れたので、当分はこの状態で聞いていこうと思います。費用もかさんでお金もないし、音量の問題は永遠のテーマなので、しばらくはオーディオへの投資も考え物になってしまうかもしれません。その分はソフトの購入にまわりそうな気配です。先日はインターネットのDVDレンタル会員にもなりました。いずれにしても、もう元の環境に戻ることはありませんから、どんどん楽しむことを考えようと切り替えているところです。 |
![]() レゾナンスチップ・スノウ 以前の物とは材質も大きさも違う。ルームチューン用との解説付き。我が家でもうまく聞いて中低域のピークを消してくれた優れもの。でも、貼りすぎると音も死んじゃうみたいなので、ちょっとずつ貼っていきましょう。 |