
| 引っ越しのあとは・・・ |
| 吸音材をいれよう 引っ越しをして10ヶ月あまり。新しい職場にも、仕事にも、生活にも慣れるのが精一杯の日々。さらに新しい住宅事情も関係して、趣味のオーディオはちょっと休みかげんです。以前に比べると、部屋の大きさも、出せる音量も小さくなって、なんとなく気分もこじんまりとまとまってしまったというのでしょうか・・。去年までならパワーアンプを買い換えて、ダイヤトーンのスピーカーにもうひと花咲かせたい、などと思っていたのに、現状ではパワーアンプを買えても実力を出せないなら宝の持ち腐れかなぁなどと思ったりします。(パワーアンプにしても、プリアンプにしても、小音量だともうひとつパッとしないことがよくあります。ボリュームを回しているとあるところから急に音が生き生きと変化する場所があったりします。回路的に何か変化があるのかも知れませんが、よくわかりません。こういうのも製品が安いから仕方がないのかもしれませんが、なやましいところです)。そんなことで、最近はもっぱらソフトを楽しむばかりの状態になってしまいました。やっぱり趣味というのは暮らしにゆとりがないとダメですね。「道楽」とはよく言ったものです。 だけど、それも年末となってボーナスも何とか支給されるということなので、ちょっぴり何かしようか、という気持ちがムズムズとしてきました。ただ、どこをどうしようか・・・ということはやっぱり頭が痛いです。予算の方もあまりありません。10万円はちょっと痛いので、5万円くらいで・・・と考えたりします。これぐらいの予算だとやっぱりアクセサリーかなぁと思うのですが、ケーブル関係はわりと気に入っていて、どこを変えようかとあまり思いつきません。インシュレーターは当たりはずれの大きいもので買うとなると考えてしまいます。 そう思っていると目に飛び込んできたのはクリプトンの新製品で「AP−5」という吸音材です。以前にも書きましたが、今のところの我が家の悩みといえば、以前の古い木造住宅から最新の機密性の高い防断熱構造に守られた家に変わったことで、どうも音の抜けというのが悪くなったと感じることです。それによって細かい音があまり聞こえなくなってしまいました。残響音の多い部屋というのは響きがよい場合もありますが、僕はもともと直接音が好きなジャズ派だし、それにしても細かいところがぼやけすぎてると思うのです。「水と土」を聞くと明らかで、以前よりセミの声は判別しにくくなったし、スリッパの音も聞き取りにくい。声の位置もあまり高くなりません。レゾナンスチップ・スノウでバランスはよくなりましたが、やっぱり細かい音までは聞き取れません。音自体が曇っているわけじゃないと思っているのに、聞え方はだいぶ違うわけです。やっぱりこれは部屋の響きが抑えられないせいじゃないかとずっと思ってきました。そこへこの新製品の登場となりました。「AP−5」は、それまで評判のよかった「AP−10」と比べて大きさも、値段も三分の二に圧縮されて、使いやすく、買いやすくなって出てきてくれたのです。さっそくネットで価格を調べると一枚3万円ほど。2枚なら6万円です。これならチャレンジしてもよいんじゃないかと思えてきました。 |
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左上 届いたばかりの「AP−5」。薄ーい段ボール箱が二つきた。宅配のドライバーの方は女性だったが、2枚とも軽々抱えてやってきた。 右上 梱包をほどいたところ。黒い枠に、黒く塗ったミスティ久ホワイトが貼ってあるだけ。枠を補強している横木が透けて見えるのがわかるほど。 |
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左下 設置はスピーカーの後ろで、やや内側によせた配置。最終的にはさらに内側によせてあって、試聴位置からは半分ぐらいが見えている。 右下 スピーカーと壁の中間地点ぐらいに立ててある。積木の切れ端のような簡単な足をネジで留めるだけ。ちょうどスピーカーの高さと同じぐらいだった。 |
| やっぱり音楽・道楽か・・・ と、前置きはこのくらい。そう思うとムズムズと「音楽・道楽」の虫がうずいて止まりません。注文して数日で「AP−5」は届きました。しかし、まあ、届いてみると本当に薄く、軽く、これで音が吸えるんだろうかと心配になるくらいの製品です。もとの素材は「ミスティックホワイト」という名の白い綿なのですが、この製品は木枠を含めて真っ黒に塗ってあります。これはホームシアターを意識しているのでしょう。製品はネジで足になる部分を締め直すだけで、箱から出せばそのまますぐに使えるという手軽さ。今時カラーボックスだって組み立てが必要な時代ですから、これも拍子抜けするくらいのものでした。使い方としてはスピーカーの後ろに置く方法が1つ。壁の反射を考えて、スピーカーと外側の壁との間に置くのが1つ。逆にスピーカー同士の間に置いて中央部の吸音をするのが1つ。さらにリスナーの後ろに置いて聴く側の近くの反射音を吸うのが1つ、という具合です。我が家は部屋も狭いので、スピーカーをもう少し後ろに下げたいという欲求もありました。それでやっぱりスピーカーの後ろに置いてみます。 おおおおっっっっ。音を出してまずビックリ。今までより中低音の当たりが一気に痩せた感じ。パッと音がクッキリします。表現は悪いですが、本当に「痩せた」と感じました。後ろに何気に置いただけなのに。低音というよりはボーカルよりやや下の帯域でしょうか。ここがクリアになって、見通しがよくなりました。実は「痩せた」と感じたので、これはどうしようかとも正直思いました。効果はあります。期待以上にあることは確かです。でも、こうしたものは使ってみてセッティングや調整を取り直さないといけないなぁと改めて気がつくのも正直なところでした。普通ならここで困ってしまうところですが、我が家は部屋の音響に合わせて調整してくれるパイオニアのAVアンプを使っているので、最後はこれに助けてもらおうと余裕があります。まずは最初の計画通りにスピーカーの位置の調整をしなおしました。左右のメインスピーカーを5センチほど下げます。ただ、これもセンタースピーカーとの兼ね合いがあって下げるのには限界があります。センタースピーカーを5センチ下げると、その後ろのスクリーンにくっついてしまうのです。それならということで次にメインスピーカーの間隔を少しずつ広げてみることにしました。同時に角度もいろいろ試してみました。最終的には、これまでよりも10センチほど離れた位置に落ち着きました。「AP−5」の位置もいろいろ試しました。スピーカーの真後ろ(試聴位置からはスピーカーの影で見えない)の位置から、スピーカーの外側、内側と置きましたが、我が家ではスピーカーの後ろで、やや内側中央より、試聴位置から「AP−5」が半分ほどのぞいて見えるくらいの位置がバランス的によいようです。ここで先に書いたようにパイオニアのAVアンプで、最終調整を行います。スピーカーの位置を調整することで「痩せた」感じは解消されていますが、調整後もこれまでのような音の詰まった感じがかなり改善されました。終わってみればもう少し吸ってくれてもよいかなぁと思うくらい。我が家は部屋も狭いので、試聴位置が後ろの壁に近いですから、頭の後ろにもう一枚あったらさらにいい感じになりそうな気配があります。 |
| このHPをご覧の方は、オーディオやホームシアターに興味のある方ばかりでしょう。すでにお持ちの方も多いはずの、言わずも知れた「マトリックス リローデット」。前作ではネオが弾丸をよけるシーンが見所でしたが、今回は冒頭から大爆発、銃撃戦が始まる。もちろん、弾丸は部屋中駆けめぐり。マトリックスシリーズは弾丸が身体のすぐ近くを通過する感覚が特徴的で、迫力も満点。今回の見所は高速の車がすれ違うハイウェイ・シーンです。ストーリーが難しくなったとか、時間が長くなったとかと言ってはいけません。この映画は美しくかっこよい映像と、人を驚かすサラウンドを楽しむためにあるのです。お友達やお客さんには冒頭の15分を見せるだけで、あなたは羨望のまなざしを受けるでしょう。 |
| なんとビックリなアース接続 さて、本来なら今回はこれで終了、大団円という予定だったんですが、実はさらにビックリした話ができました。我が家は電源にシナノのGPC−1500という装置を使っているのですが、これは本来アースをきちんと設置して使うことが推奨されています。以前の古い住宅ではもちろんアースなどはなかったので、自分でアース線を引っ張ってアース棒を土に埋め込むという簡単な方法でやってました。本当は1メートル以上の深さで水分の多いところにアース棒を打ち込むのがよいわけですが、家の裏はジャリ敷きで深く掘ることもできずにとりあえず土の所に突っ込むだけというぐらいで済ませてました。さて、引っ越し先はどうかというと、エアコン用のコンセントにはアースが来ていましたが、他のところにはやはりありません。引っ越し当初の感想にもありますが、電源環境は以前よりもよくなったと感じていたので、わざわざアースをエアコンと共用する気分になれなくて、これまでほっといたわけです。でも、しばらく生活してみると我が家は借家ながらも完全電化住宅だったことがわかってきました。それはどういうことかというと、全てを電気でまかなう方式なので、電気容量が一般の家庭よりもかなり高く設定してあることがわかります。ブレーカー確認すると各部屋ごとについていました。ならば、もちろんアースもけっこうしっかりと作られているはずです。オーディオ用のコンセントからは少し離れているけど、これはアース線を引っ張ればよいわけで、試してみる価値はあるかなぁと思い立ったわけです。実験だけなら楽なものです。ダメならはずせば済むわけだし。 アース線は安いです。ちょっと皮を剥いで銅線をつなぐだけで、これも終わり。今回は簡単なことばかりです。しかし、しかし。これが本当にビックリ、ドッキリ、なんと言葉にすればよいかわかりません。先ほどまで書いた「AP−5」の変化もなんだったのだろうかと思うくらいの変化が、こんなところで待ってました。オーディオはわかりません。本当にわかりません。なんと、これだけで2枚も、3枚もベールを剥いだようなクリアさが表われたではあーりませんかっ。 |
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これがアース線をつないだところ。白いコンセントがエアコン。 オーディオファンとしては精神的によくないが、音はビックリする変化となりました。 |
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今年の冬も秋葉原でビックリするようなよい音というのを聴いてきました。それを奏でていたのが左のスピーカー。エソテリックが輸入を始めたアバンギャルドというメーカーのDuo。日本人どころか、世界でもまれなラッパ型の形にまず驚くけれど、出てくる音はそうした姿からは想像もできないくらい真っ当な音で逆に驚いた。ラッパみたいにうるさいんじゃないか、金属的なんじゃないか、高音ばかりじゃないかなんて心配はまったく無用。むしろ、拍子抜けするくらい素直な音。素直でストレート。たぶん、この言葉が一番当てはまる。かけがえのない素直さ。自然さ。実はこのDuoをアンプも二台聴いた。1つは輸入元となるエソテリックが創立70周年記念に作ったというA−70というアンプ。こちらハキハキとした明晰さが心地よいリズムを刻み、しっかりとした骨太さが特徴だった。ただ、ちょっと高域で詰まるような感じを受けた。もうひとつはビィオラという海外メーカーのアンプ。今年の冬一番の組合わせはこちらだった。ビィオラのアンプの音もまた驚くほど素直。どこかを誇張したり、目立たせたりしないから、特徴がないように感じるけど、この組合わせは音楽がただそこにあるという感じを伝えてくれた。ただ、ただ聴いていたい。アバンギャルドのDuoは280万。ヴィオラのアンプは400万。もちろん、それにふさわしいCDプレーヤーがいる。夢の、また夢の世界の話し。 |
| ※さらにアースをとってみました。(追加です) アースについての我が家の進展も報告しておきます。我が家ではコンセントの関係上GPC−1500からAVアンプ、DVDプレーヤー、サブウーファーその他のものがみんなつながっている状況です。一方パワーアンプの方は消費電力も大きいですし壁コンセントからが良かろうということで、単独でとるようにしています。このため先のGPC−1500のアースとパワーアンプは関係ないことになります。それでパワーアンプの方もアースをとったらどうなるだろうと考えました。実は我が家のパワーアンプ・ラックスのM−7にはアース端子がちゃんとついています。電源コードの交換、電磁波吸収体の使用などに敏感だったのが、M−7。やっぱりアースも気になるところです。それでさっそくアース線をこのアース端子につないでみました。・・・うーん、こんなもんかぁ・・・というくらい。たいして変化ありません。変化もないのに配線だけぶら下がっているのは嫌だなぁと思いつつ、アンプのアース端子から線をはずしちゃいました。まあ、そんなにいいことばかりは続かないよなぁと・・・思えば当たり前。でも、ちょっとさびしい感じ。ふと見ると我が家のコンセントは普通の2本歯のコンセント。電源コードの先には変換プラグが挟まっています。すると、コンセントの方のアース棒は遊んでいるわけだな・・・。手には今アンプからはずしたばかりのアース線。コンセントのアース棒に引っかけてみようか・・・。コンセントなので、他の2本歯に触れてショートしないように注意して、アース棒のところだけに引っかけてみました。コンセントの方も噛み具合がしっかりしているので、アース線が挟まっても接続はしっかりしてます。よしよし。それであらためてスイッチオン。うわわわわわわっっっっっっっ。今回はやることなすこと驚いてばっかり。また1枚ノイズのベールが剥がれます。しかも、ややおっとりタイプの感があったラックスのアンプがちょっと筋肉質系の音になってます。低域のぼんやり感に悩んでいたうちのシステム。今さらそんな変わり方ありかよっっっっっ。もちろん、現在はいろんな対策のあとですから、これだけで筋肉質系の音になったのではないかもしれませんが、開いた口が閉じません。アンプ自体のアース端子では変化がないのに、コンセント側のアースはきちんと役割があったんですねぇぇぇ。ふとした思いつきでビックリしました。こんなの試さないよなぁ。まあ、電源の興味のある人はすでには壁のコンセントを三穴のホスピタルグレードのコンセントに変えているからわかってるのかなぁ。そんなことをふと考えたりします。M−7の方からアースをはずしたから、こんな実験もしたわけで、壁側からはずしていたらつなぎ直すなんてしなかったでしょう。あらためて見つめるM−7。どうなってるんだ、おまえ。。。。。 それでアンプにアースということならもちろんパイオニアのVSA−AX10もしないわけにはいきません。でも、こちらは先の話の通りに電源の方はすでにGCR−1500に入ってますので、処理済みといえば、処理済みです。でも、確かこちらもアース端子はあったはず。アース線もちょうどいいくらい残ってます。それじゃ、ついでの、ついでの、ついででやりましょう。ラックを前に出して、コードをかき分けて、アース線をつないでみます。さっそく音だし。オイオイッッッッッ。もうどうなってるんでしょう。このアース対策。こちらはベールが剥がれたという印象とは違います。パワーアンプの段階で音はかなり新鮮なレベル。今度気がついたのは分解能の良さです。音の細かいところの見通しが良くなっています。それも低域が違うんです。低域のある程度下のところはわりと固まっていた印象でした。そこのところがばらけてる。ばらけてどうなったかというと、今までより一つ下の音が「ズン」と出てくる。そうです。僕は「出てきた」と言っちゃいました。ベースの「ズン」。ピアノの「ズン」。弦が鳴るだけじゃなく、弦の音が胴体に響いて出てくる「ズン」。今までの固まっていた低域がほぐれたとたんに、その下の低域がわかるようになったんです。そして、これが先の筋肉質系のパワーアンプの変化と合わさって、今までより格段にスウィングしてる。そう、スウィングしてる。 このところのノイズ対策はベールが剥がれるクリアさと共に音楽の厚み、豊かさに物足りなさが出ていました。音のバランスが良くなり、ノイズか減って、我が家の音も蒸留水化している。心配でした。映画はいいんです。あまり気にならないんです。問題はジャズ。演奏がちょっと固い。僕は毎月新譜の封を切って、基本的にはその新譜を聴くようなスタイルです。土日の時間のある時に、棚から他のCDを引っ張り出します。この以前聞いたCDをかけ直すとちょっと気になったりします。でも、以前よりクリアな音なので、やはりその新鮮な体験の方に耳が行きます。実はこの月の新譜には話題の新人「上原ひろみ」のSACDが入ってました。テレビでこの人の演奏を見て演奏の激しさ、勢いにひかれて買ったものです。でも、SACDの方はテレビで聴いた音よりちょっとお上品。もっと弾けてるのかと期待してたんですが、そうじゃなかった。それが感想でした。でも、このアース対策後の環境で聞くと、違います。上原ひろみはスウィングしてます。そうそう、これだこれ。髪を振り乱して演奏する姿は、この音じゃなきゃいけない。この音は楽しい。AVアンプはプリの部分にかなりのノイズがたまることは想像に難くありません。このアースはぜひ取った方がよいと思います。我が家ではこれまで一度も出なかった「ズン」とくる低域。しかも、プリの問題だったとは。一年ぶりに大きな変貌を遂げる、我が家のシステムなのでした。 |
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| 最近、僕のお気に入りのお気に入りのアーティストというと、この「Paris・Match」。しっとりとしてかつ軽やかな歌声と、シンプルなリズムが心地よい。オシャレで、まとまりのよい大人のアルバムに仕上がっています。録音もシンプル・イズ・ベスト。ハッとするようなすごさはないけれど、彼女の歌声を中心にアコースティックのバランスのよい音が広がっています。低音で刻まれるリズムと彼女の歌声が素敵な一枚。クリスマスにも生える「SONG FOR YOU」というアルバム。 |
| かくして、音楽・道楽は続く・・・ 試しに確認音源の「水と土」を聞いてみます。以前は聞き取りにくかったセミの声がパッとわかります。数種類いるセミの声の違いもしっかり聞き取れるようになっています。スリッパの音も「スリスリ、シャッ」というこすれ加減まで聞えます。他にもこのノイズの減少のおかげでわかるようになったものもありました。例えば、自転車の音。3曲目3分50秒のところでベースの音の上にキーンという金属音が乗っかるように聞えます。自転車のブレーキの音の感じです。同じように4曲目の2分00秒の所にもあります。他にも変な金属音が聞えるところがありますが、先の音よりも距離が近い感じなので、もしかするとサックスの方の音か、何か別なものが鳴っているのかもしれません。7曲目の3分49秒から50秒にかけてでは電話のコール音が2回はいります。犬の鳴き声もやっぱり6曲目で聞えています。今まで聞えなかった埋もれていた音が、だいぶ聞えるようになりました。ただ、残念なことに高さの方はもうひとつ。これはやっぱりスピーカーとの距離の関係が大きいのかもしれません。今回のことで少しだけスピーカーを後ろに下げましたが、それでも以前の環境と比べると1.5メートルは近くなっています。天井が特殊なドーム型なのも影響しているのかもしれません。天井が床と平行でないのはよいのだろうと思いますが、頭の上にぽっかりと大きい空間ができています。どうなんでしよう? ・・・てなことを書いたあとに、もうひとつおまけが・・・。続きは下で。 実はこういうクリアさは、我が家ではこれまで体験したことがありませんでした。以前、オーディオの難しいところは音のない部分をいかに作るか、ノイズをいかに減らすかだなどと書きました。高級機にはこれができるのだと。音の鳴っているところの姿より、楽器と楽器の間、音の出ている所と出ていない所の間。このクリアさが現実と違うことが一番の難しさだと。もちろん、高級機並みとはいいませんが、細い銅製のアース一本が高級機の世界に数歩近づけてくれました。GPC−1500の本当の実力がようやく発揮されたという感じです。ちまたでは電柱から極太の線で直接配線した電気工事が話題になっています。借家の身では感心すれどやっぱり遠い世界で見つめるしかなかったわけです。電源の違いは大きいだろうとは思いますが、ノイズの違いがこういう形でここまで影響するとは思ってなかった。太い電線を使えば、力一杯の音がする。そんなくらいに思ってました。こういうクリアさは、オーディオの試聴会などに行くとジェフローランドなどの高級アンプメーカーのコーナーなどでたまに体験できます。中級クラスのオーディオ界にいてこうした音に触れると、やっぱり別世界があるんだなぁといつも思うんです。これも状況によってはなかなか体験できません。人が多くてゴチャゴチャしてくるとクリアさはわからなくなります。高級機の視聴コーナーのあるお店でもセッティングがしっかりしてないと、やっぱりなかなか体験できません。そうか、電源にこだわると機械の働きがこんなにスッキリするのか。ノイズの影響がこんなに作用しているのかとよくわかりました。高級機を買い換えるより電気工事・・・。なるほど、その通りです。アース一本がこれなら、電気工事をしたらどうなるんでしょう。我が家も電気工事がしたい。電柱から直接二百ボルトの配線をひいて、専用のブレーカーで配線を分けたら、今使っている機械もさぞ違う働きをするんだろうなぁとよだれがこぼれてしまいます。でも、今のところ我が家にできるのは胴の細いアース線を一本ひくだけです。まあ、何度も書きますが、それでも本当にビックリしました。機械より、電源。音の信号は通ってないのに、こんなことがあっていいのかなぁ。オーディオは深い、そして、わからない。それが今回の結論なのでした。 |
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| おまけのおまけ TMDのケーブルにシールドを 最後に、TMDファンの方にもうひとつだけ。TMDというのは単線でケーブルを作ることで有名なメーカーですが、もう、何もかもがシンプルで、それが音の素直さにつながっているわけですが、この裏返しとしてどのケーブルもシールドがありません。ケーブルというのは電気信号が流れれば、どれもアンテナのような働きをしてしまうので、どうしてもケーブル自体がノイズを拾ってしまうものです。シールドというのはこのノイズから中の線を守るために巻かれた皮膜のことをいいます。高級なケーブルはこうした対策がいろいろとこうじられて、どんどん太く重くなっていってしまうわけです(太いわけは他にもありますけど)。その点TMDは全くの無防備となっています。しかし、先の話しの通りTMDのケーブルの魅力はなんといってもそのストレートさにあって、シールどかないことも音の開放感につながっていることは確実です。この点がどうしても悩ましい限り・・・。市販の対策グッズはケーブルに直接巻き付けたりするのでこれを解決できません。では、どうするか・・・。 年末のスーパーでふと目に止まったのが、安売りのアルミホイル。アルミには電磁波をおさえたりする効果があります。そして、このアルミホイルはそのまま円筒形の筒に巻いてある。。。。箱の両端に穴をあけて、そのままケーブルを通せばいいじゃないか!!! ケーブルに直接巻けば音が死ぬかもしれない。ケーブルは自由にして、その周囲にシールドを張ればよいのではないか。。。単純といえばそれまでなんですけど、このアルミホイルは2個で98円の格安。ハイ、ハイ、実験しましよう。 右上の写真はもう設置したところ。赤い枠に囲ってありますが、四角いアルミの箱が見えるかなぁ。穴をあけて、本当に通しただけ。TMDのケーブルは細いのでピン端子さえ通ればいいわけですから。ちなみに、アルミは伝導体でもあるので、直接端子とかには触れないようにして下さい。箱がそのままなのはそのためでもあります。穴の周囲を内側に押し込んだわけです。我が家はAVアンプとパワーアンプの間で、ちょっと距離もありましたからなお好都合です。箱を電車のようにはめていって、それぞれに4箱連なっております。 で、結果はというと・・・写真を見ておわかりの通りで、もうそのまんま、はずす気もなくなりました。これは明らかに高域に効きました。空気が冴えてくるんですね。シンバルの音色、鈴やタンバリン音色の違いが見えてきました。先に触れた「水と土」のセミの声の位置。これもかなり解決してきました。解説にあるような「天井から振るように」という表現にはおよびませんが、セミの声は一段上に上がり、楽器との距離もより自然な感じになりました。さわやかにレンジが広がった感じがします。これに気をよくしてTMDの電源ケーブルの方も同じ対策をしています。ただ、こちらはアルミホイルの箱ではイントレットが通らないので、大型のカレンダーで紙の筒を作って、その上からアルミを巻いて、さらにカレンダーで巻くという形にしました。実は最初は音が詰まったかなぁと感じたりもしたんですが、半日ほどで解消するようです。あとはTMDのよさと、シールドの効果が残ります。本来ならケーブル同士が触れないようにしたり、電源ケーブルと信号ケーブルを離したりという工夫も必要なんですけど、なかなかこれが難しいんです。我が家のようにAV共用だとなおさらです。でも、今回のようにそれぞれを筒で通せばいいわけですね。まぁ、効果の方はTMDがノーシールドだからよりよかったということかなぁと思います。TMDをお持ちの方は費用も安いですから、一度やってみてはいかがでしょう。我が家はアルミホイル12箱600円で済んでおります。。 |
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