必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2003.01.04) ページ作成。
第18話 月の船を待っていたのは秀
秀は角兵衛獅子のお照と勘太ら少年たちと知り合った。お照たちは月からやって来る船を待って祈り続けていた。秀も彼女らの純粋な希望に共鳴し月の船の到来を信じはじめる。
「月の船に乗ってどこか遠くへ行ってしまいたい」そう願うお照たちの願いを知った親方長次は、お照たちが船を使って逃亡しようとしていると思い込み、夜な夜な外へ出るお照たちを偵察、仲間の松蔵・島太郎・金助と共に月に祈るお照たちを目撃して、これを見せ物にして一儲けしようと企む。
お照たちは長次からこの話を持ちかけられ一度は反対するが、逆らえば二度と月の船を呼べないようとすると脅され仕方なく了承してしまう。
かくしての数知れぬ見物客が野次を飛ばす中、月の船を呼ぶ興業が執り行われる。しかし月の船なんて所詮は想像の産物、実際にそんな物が現われるわけがない。長次はお照を嘘つき呼ばわりして怒り出し、勘太ら少年たちをどさ回りの軽業一座に売り渡し、お照を吉原へ女郎として叩き売ると言い出した。
その翌朝お照と勘太が死体で発見された。秀は、長次が月の船興業で少年たちに手渡したわずかな手間賃を受け取り、それを仕事料に充てる。満月の晩、仕事人は江戸からの脱出を計る長次一味を急襲する。

【お照の一言】
「お月様、あの船は私を迎えに来たんですか。助けに来たんですか。それだったらもう一度来てください。そしてこの子たちも一緒に乗せてください。この子たちも私と同じ親無しっ子で、不幸せで。どっか遠くへ行っちまいたいんです。」
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 長次/山本昌平 お照/井澤明子 勘太/増田壮太郎 松蔵/丘路千 島太郎/山本一郎 金助/野崎善彦 多吉/富士圭一 小平/田中義尚 六助/永井秀男 孫作/神藤一弘 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.02.11  脚本:吉田 剛  監督:家喜俊彦 

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