必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2003.02.17) 必殺仕事人III各話紹介第23話へのリンクを追加。
第22話 湯女に惚れられたのは勇次
雷鳴鳴り響く夜、仕事人がまた悪党を闇に葬った。
その時、悪党を吊り上げた勇次の右腕が激しい痛みに襲われる。

勇次は腕の治療のため湯屋の扇屋を訪れ、その店の湯女ゆきと知り合う。
ゆきは勇次に気があるみたいでなかなかいい感じ。しかしそんなゆきに目をつける男がいた。
両替商大角屋治兵衛。自らは手を下さず他の男が女をいたぶる様子を見るのが大好きと言う変質者だった。

一方、勇次が順之助に腕の痛みについて説明を求めたことから、仕事人たちに勇次の身体的危機が知れ渡る。
勇次はゆきと再会、ゆきの揉み療治の経験を信じて彼女の治療に賭けることにした。
治療のあと、ゆきは勇次とまた明日会う約束をする。

主水は裏稼業の出来ない勇次に足抜けを許そうとしていた。
好きな女がいるなら所帯を持って堅気になれという主水の言葉を受けて、翌日、勇次はゆきとの約束の場所へと向かう。
しかし先に約束の場所にいたゆきは、北町与力稲葉に強引に連れ去られてしまった。
稲葉は『南町奉行所一番の責め上手』と呼ばれるほどの拷問の名人。
ところが実は責めることに快感を覚えるサディストで、趣味と仕事を混同するアブない人物だった。
治兵衛とは類が友を呼ぶの言葉が示すとおりの間柄であり、稲葉は趣味仲間治兵衛の要請でゆきをさらったのである。

ゆきは大角屋に連れられ治兵衛に暴行を加えられたのち平助に犯されそうになった。
そこでゆきは治兵衛の男性不能を指摘し罵倒するが、逆上した治兵衛に刺し殺されてしまう。

順之助による鍼とエレキを併用した治療を受け、右腕が完治した勇次。
そして仕事人は、扇屋の湯女たちにゆきを殺した者どもの抹殺を依頼された。
ゆきを亡くした消えるはずがない寂しさを抱いて、勇次が治兵衛を吊り殺す。

【順之助の一言その1】
「感激だなあ。実は僕、ずっと前から思ってたんですけど、どうもあなたとはソリが合わない。ひょっとしたら煙たがられてるんじゃないかなあって、これでも人知れず思い悩んだんですよ。でもきっと勇次さんも同じ思いだったんですね。」
【順之助の一言その2】
「ますます感激です。今日は二人にとって記念すべき日になるでしょうね。今こそ胸襟を開き、大いに語り合いましょう。」
【主水の一言】
「見事なご自害でした。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 治兵衛/梅津栄 稲葉/上野山功一 ゆき/加山麗子 平助/横山あきお 巴/三浦徳子 少女/鈴木史絵 番頭/松尾勝人 遣手婆/小林加奈枝 湯女/伊東雅子 女盗人/坂上加図子 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.03.11  脚本:中原 朗  監督:松野宏軌 

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