必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2003.02.24) 必殺仕事人III各話紹介第24話へのリンクを追加。
第23話 ギックリ腰で欠勤したのは主水
両国の見せ物小屋で怪力熊男が評判になっていた頃…。
主水は奉行所内で体操をしていた最中に、ギックリ腰になってしまった。
前回、勇次が右腕を悪化させたのに続き、今回も仕事人メンバーに身体的危機が訪れるのでありました。

亭主茂助を探して山形から上京してきたお静・清太親子は、秀と知り合い、加代の家に厄介になることに。
ある日、秀は順之助と清太を連れて怪力熊男を見に、見せ物小屋へと繰り出す。
その見せ物小屋では、勇次が臨時のお囃子アルバイトとしてかり出されていた。
小屋の主人富三郎の口上に続いて、舞台の上に現われた怪力熊男。
怪力熊男の『剛力技四人踊り子持ち上げ(仕事人サブタイトル風)』を見た清太は、怪力熊男こそが自分の父親であると直感する。

さて、世の女性はたくましい殿方には滅法目が無いようで…。
越前屋の後家お藤は、富三郎と懇意の呉服屋吉兵衛の取り持ちで、茂助と密会する機会を得た。
富三郎が茂助に「新しいカモがかかった」と言ったのを、勇次は立ち聞きする。
富三郎らは以前から、茂助を女性に紹介した後にその女性から金を吸い上げていた。
まず茂助を紹介した見返りに吉兵衛が呉服を売りつけて、続いて瓦版屋銀次が怪力熊男との密会をネタにした瓦版で脅し、金策に困ったところで吉兵衛が両替屋伝五郎を紹介するという3段階システムだった。
そしてまた別の日、加代に連れられて見せ物小屋を訪れたお静・清太親子は、熊男が茂助であると確信する。
遂に再会を果たす親子三人。しかし富三郎は茂助を手放せないと言い、茂助もお静に帰ってくれと言う始末。

後日、富三郎らの悪事を知らないお静は、茂助の後を追い自分の夫が別の女性を抱いている場面を目撃してしまう。茂助は深く反省し、これまでの密会稼業から足を洗い、家族揃って山形へ帰る決意を固めた。
茂助は富三郎らの前で帰郷を宣言。それを素直に許した富三郎は、帰郷前の茂助一家を舟遊びに招待する。
しかし富三郎は、茂助が泳げないと踏んだ上で、茂助を水死させようと企んでいたのである。
その企みはまたも勇次に立ち聞きされていた。
またですか…。

勇次は茂助抹殺計画を秀と加代に知らせるが、時すでに遅く計画は実行されてしまう。
しびれ薬を盛られた茂助は、舟底に穴を開けられた屋形舟もろともその身を川の中へ。
秀が川へ駆けつけた時には、もう舟は沈没していた後だった。
秀によってお静・清太だけはなんとか助けられる。

お静は、茂助が密会稼業で貯めた金を加代に預けたのち、富三郎一味始末を依頼して清太を連れ江戸を去っていった。
ギックリ腰の主水の見舞いに中村家を訪れた勇次は、実はとっくに治っていて本業を仮病休みしている主水に裏の仕事のつなぎをつける。

【主水の一言】
「呉服屋は大人しく呉服だけ売ってりゃいいんだ。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 お静/早乙女愛 茂助/丹古母鬼馬二 富三郎/黒部進 吉兵衛/野上哲矢 伝五郎/須永克彦 清太/岡高宏 銀次/野田亮介 松永/諸木淳郎 お藤/中塚和代 年増の女/茜ゆき 居酒屋の親父/松田勝利 踊り子/森島かおる、岸本恵美子、薮本智美 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.03.18  脚本:鶉野昭彦  監督:田中徳三 

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