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第25話 殺しを見られたのは秀
ある満月の夜のこと。主水は、第1話の用心棒に似た侍を、その用心棒と同じ要領で殺害した。 勇次も、第11話の盗賊に似た男を、またまた盗賊と同じ要領で殺害した。 秀は、金ずくで命乞いをする商人を仕留めるが、その商人から恨みの言葉を吐かれ、それ以来姿なき傍観者の視線に恐怖するようになる。 そんな秀がナーバスになっていた頃、諏訪十万石の我がまま気まぐれお嬢様君姫が、秀の作ったかんざしを気に入り、長屋にいる秀の元へかんざしを買い求めに現われた。 ところが君姫が欲しがるかんざしは、一足先に君姫の教育係柴野が買い、柴野の娘千代のものになっていた。 秀は、君姫の「お前、その顔で何人殺した?」とか「人の血を吸ったかんざしなど無いか?」とかの意味深発言に動揺を隠せない。 その後、千代は柴野から貰ったかんざしを差しているのを君姫に見つかり、無理矢理かんざしを強奪された。 それを見ていた柴野が君姫を咎めるのだが、結果的に柴野は君姫に殺されてしまう。 千代は、君姫と側用人古川・御納戸役小原の所業を諏訪の殿様に知らせようと決意。彼らの悪行をしたためた書状を手に屋敷を出たところで待ち伏せていた小原に刺され、またも君姫に再びかんざしを奪われる。 千代から恨みを晴らして欲しいと頼まれる秀。しかし恐怖におびえる秀は素直に殺しを引き受けられない。 だがようやく謎の傍観者の正体を見破った秀は、仲間たちの待つ屋敷門前に駆けつける。 屋敷に忍び込んだ仕事人たちは、事件と無関係の家来たちをライデン瓶で気絶させ、古川と小原を抹殺した。 そして秀が、その顔で、人の血を吸ったかんざしを、君姫の首に突き刺す。 千代から奪い取ったかんざしを君姫から奪回し、秀はその場を去っていった。
【商人の一言】
「恨んでやる!地獄の底からはい出してでも追い詰めてやる!人殺しめ!」 【秀の一言】 「影…そうか、俺は俺の影を見ていたのか。」 【主水の一言】 「今日は4月1日…!」 【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 君姫/風祭ゆき 古川/大下哲矢 柴野/波田久夫 千代/田中綾 小原/石倉英彦 商人/伴勇太郎 刀剣屋主人/伊波一夫 錺職番頭/遠山二郎 茶屋女将/和田かつら りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし
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