必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2004.02.16) 必殺仕事人III各話紹介第28話へのリンクを追加。
第27話 暴力塾生にいじめられたのは順之助
順之助は、黒川求馬ら暴力塾生五人組に因縁をつけられた。
暴力塾生たちにボコられる順之助は、浪人林又四郎に助けられ、ようやく難を逃れた。

暴力塾生たちが通う塾でも、彼らはやりたい放題。
そのおかげで今日も塾の講師が辞職することになった。
そんな講師にも暴力を振るう求馬たちだが、塾に現われた林にまたしても制止させられてしまう。
林は今日やめた講師の代わりにその任に就くため塾にやって来たのだ。
こうして、林vs暴力塾生の戦いが始まった。

林には、よしのという身重の妻がおり、また生活費を稼ぐため夜は屋台のそば屋をやっていた。
その情報を聞きつけた求馬たちは早速その屋台へ乗り込むが、からかうつもりが逆に懲らしめられてしまう。
そば屋から退散した暴力塾生たちは、憂さ晴らしに浮浪者や夜鷹を襲撃、遂には人殺しにまで及ぶ。そしてこの殺人を無礼討ちと主張し、奉行所の詮索を打ち切らせた。

こんな事件が起きても、求馬の父黒川忠昌は教育に無関心であり、母はつは息子を溺愛し他者に責任を押し付ける始末。まったく、親がなっちゃいないから子供もあんな風になっちゃうわけで…。

事件以後塾を休んでいた求馬が久しぶりに登校。それまで塾では林の指揮の元、塾生による大掃除が行われており、求馬は床掃除を任される。それを拒否した求馬は、林に力でねじ伏せられてしまう。
暴力塾生を力で粛正しようとする林のやり方に、塾長三浦は異議を唱える。
この塾にとって黒川家からの寄付は必要不可欠であり、そのためには求馬を中心とする暴力塾生の存在は認めざるを得ない状況にあった。それに立ち向かおうとする林の思想は、三浦にとって邪魔以外の何者でもなかったのだ。

ますます林への反感を強めた暴力塾生求馬と武之進は、林が外出している隙に、よしのに暴行を加える。
事が終わった後、近所に住む加代がよしのの元を訪ねてきた。よしのを襲った不幸な出来事を察した加代。よしのは林には黙っていてほしいと加代に頼んだ後、その場で倒れてしまう。
よしのは胎児ともども息を引き取った。家に駆けつけた林は、加代によしのの弔い料を託し、暴力塾生を斬るべく黒川家へ走った。
だが黒川家には求馬はいなかった。求馬を殺すと息巻く林は、その場にいた忠昌と三浦に殺害される。

【主水の一言】
「気の利かねぇ赤ん坊だなあ、しょうがねぇか。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 林又四郎/森次晃嗣 黒川忠昌/田口計 求馬/大村波彦 よしの/藍ともこ 西順庵/溝田繁 武之進/古川真司 はつ/島村晶子 三浦/田中弘史 みよ/吉田哲子 塾講師/宍戸大全 酌婦/竹村仁美 遊女/矢野裕子 浮浪者/東悦次 塾生/加藤正記、高橋信也、日向はじめ りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.04.15  脚本:中原 朗  監督:八木美津雄 

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