必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2004.02.26) 必殺仕事人III各話紹介第30話へのリンクを追加。
第29話 老眼鏡を買わされたのは主水
岡場所で遊んだ勇次は、その相手をした女郎お千加がある女性に「金さえ出せば父親を牢から出してくれると言ったのに!」と言って突っかかるのを止めようとした。
しかしそれがどういうわけか、勇次がお千加の足抜けに手を貸したという風に勘違いされ、勇次とお千加は捕らえられ伝馬町牢屋敷に送られてしまった。

その牢内で勇次は、牢名主熊五郎による囚人茂兵衛へのリンチを目にする。茂兵衛はお千加の父親だった。金を出せと要求する熊五郎を前にして、熾烈な暴行を受けた茂兵衛は壮絶な死を遂げた。
熊五郎は牢に送り込まれる罪人から金を巻き上げていた。その金を、墓地へ運ばれる茂兵衛の着物に縫い付け牢屋敷外へ運び出そうと企む熊五郎と手下たち。その密談も勇次は聞き逃さなかった。

勇次捕らえられるの報を知り牢屋敷を見張ることになった秀は、茂兵衛の遺体を運ぶ岡っ引き馬道の伝五郎の一団を追跡、墓場で茂兵衛の着物から金をむしり取る伝五郎の姿を目撃する。

伝五郎は針子の師匠お紋と組み、美少女を見つけるとその家族をえん罪で捕らえ、牢内で熊五郎に家族から金を搾り取らせ、美少女に家族を返してほしければ女郎になって金を作れと言って身を売らせ、最終的には双方から金を獲得して大儲けしていた。この企みには南町与力高木権之進が黒幕として控えていた。

この一味の次のターゲットは、お紋の弟子お袖。お袖は順之助とラブラブで幸せの絶頂だったが、父親の吾平が伝五郎にとっ捕まった。お袖親子の不幸が始まる。

吾平は熊五郎に金を要求され、その金を工面するようお袖に宛てた手紙を書かされた。その手紙は伝五郎を通じてお袖の手に渡り、お袖は吾平のために資金調達に励む。
熊五郎は続いてお袖に体を売って金を作るよう手紙に書けと吾平に迫るが、その要求を拒否した吾平に舌を噛み切って自殺されてしまう。

吾平の手紙でお袖を岡場所へ売り渡す計画が頓挫した一味は、日頃お世話になっている高木様にお袖を差し出すことにした。高木に処女を奪われた挙げ句、お袖は岡場所へ売り飛ばされてしまう。
勇次から牢内の悪事を知らされた順之助は、お袖の居場所を求めて江戸に十数ケ所ある岡場所を全て探して回り、たどり着いた先で吾平の死を知り身を投げたお袖の死体と対面する。

ここに順之助の初恋は無残に散った。

【順之助の一言】
「(依頼人は)僕です。しかし同時に僕は仕事人でもあります。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 馬道の伝五郎/藤岡重慶 熊五郎/汐路章 お紋/一柳みる お袖/笠間一寿美 高木権之進/田畑猛雄 勢州/徳田興人 武州/山本一郎 佐助/森秀人 お千加/尾崎弥枝 茂兵衛/家野繁次 吾平/泉祐介 女/伊東雅子 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.04.29  脚本:三田純市  監督:松野宏軌 

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