必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2004.03.08) 必殺仕事人III各話紹介第31話へのリンクを追加。
第30話 スギの花粉症に苦しんだのは主水
素人女が自分の住んでいる長屋に男を連れ込んで春を売る、長屋湯女という新手の商売が現れた。

勇次はかつての裏稼業仲間百花の竜と再会した。
竜は持病の頭痛を理由に仕事人から足を洗い、今は真っ当な扇子職人として妻お峰と共に暮らしていた。
だが肝心の頭痛は今だ治る気配はなく、逆に悪化の一途を辿っていた。

竜の主治医である村井玄庵の診療所に頭痛薬を受け取りに行ったお峰は、そこで玄庵の知り合いである親分藤兵衛から、長屋湯女をやらないかと持ちかけられる。お峰は薬代を稼ぐためにその話を引き受けた。

竜のことが心配でならない勇次は、まるで薬に溺れるがごとく頭痛薬を服用する竜とお峰が長屋湯女をやっているという噂を気にかけ、独自に調査に乗り出した。
その結果、玄庵が竜に与えていたのが常習性のある麻薬であることが判明する。

玄庵が夫を麻薬漬けにし、藤兵衛と手下権六が妻に長屋湯女をさせるという手口に、竜・お峰夫婦はまんまとはめられたのだ。またこの一味には、麻薬を用意する御典医森蔭薫順と、お峰の師匠でありながら彼女を一味に紹介した絵師狩野丹渓が加わっていた。

この一味が竜・お峰夫婦を罠にかけるだったと知ったお峰は、権六に殺されてしまう。

その頃、激しい頭痛に襲われた竜は、お峰が大事に持っていた丹渓の絵を金に変え、その金を持って玄庵の診療所へ急行する。そこで一味の悪事とお峰が殺されたことを知った竜は、その足で勇次の元へ駆け込み、恨みを晴らしてくれと勇次に金を渡し、その場でお峰の後を追った。

今度の殺しの標的に御典医が絡んでいると知り愕然となる順之助。そんな順之助に世の中はそんなもんだと諭す主水。かつての仲間の死に怒る勇次。そして秀、加代。
仕事人が出陣する。

【主水の一言】
「俺たちだってよ、こうやって仲間ヅラしてるけども、誰一人お互い信用なんかしちゃいねぇや。ただこれ(金)だけで繋がってるだけなんだ。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 百花の竜/苅谷俊介 お峰/鈴鹿景子 森蔭薫順/西本裕行 狩野丹渓(EDでは狩野丹波と表記)/稲垣昭三 玄庵/真田健一郎 藤兵衛/江並隆 権六(EDでは権元と表記)/出水憲司 中年男/丸尾好広 番頭/平井靖 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.05.06  脚本:鶉野昭彦  監督:家喜俊彦 

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