必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2004.03.15) 必殺仕事人III各話紹介第33話へのリンクを追加。
第32話 誘拐犯の娘に惚れたのは秀
十手持ち勘七が、盗みの手引きをした罪で捕らえられた。この手柄を立てたのは南町同心石川半之丞。石川は汚職を憎むエリート同心である。

秀は河原で出会ったお夕に一目惚れする。何か悩みごとを抱えていそうなお夕を気にする秀だったが、お夕はその悩みを打ち明けようとはしなかった。

札差若松屋の一人息子市太郎が、若松屋出入りの医師服部道庵と岡っ引き亥吉によってさらわれた。しかも道庵は誘拐犯に縛られた芝居をして、被害者であることを自作自演する。
市太郎誘拐事件は、主水が担当することになった。主水は岡っ引き仙蔵をつれて捜査に当たる。

その仙蔵は、道庵たちに弱味を握られていて、今回の誘拐事件への手助けを強要されていた。
仙蔵の娘はお夕だった。お夕の悩みはこの事件のことだったのだ。

そして身代金引き渡しが行われることになったが、奉行所内部に誘拐犯の内通者がいたせいで引き渡しは失敗に終わる。失態を演じる格好となった主水は自宅謹慎の身に。
誘拐犯一味が奉行所の厳重な警戒網をかいくぐり身代金をせしめたのには、一味の中に他にもう一人奉行所の人間が加わっていたからだった。それが優秀な同心として名の通っている石川だとは、お釈迦様でも気がつくめえ。

誘拐犯一味はまんまと身代金を手に入れ、邪魔になった市太郎を殺そうとする。だが仙蔵はそれに反対、そしてその話を盗み聞きしていたお夕が市太郎を連れて逃げ出した。
お夕は秀に市太郎を預けると、再び誘拐犯一味のアジトへ。目の前で仙蔵を殺されたお夕は、石川に市太郎の居場所を明かすよう迫まられる。

しかしお夕が口を割るまでもなく、亥吉が市太郎を預かる秀の住処を突き止めてきた。用済みとなったお夕は道庵にメスで刺されてしまう。
そして秀は亥吉の手入れを受けるが、市太郎を加代に預けていたおかげで、難を逃れた。しかし仕事人である秀が十手持ちに目を付けられたことで、主水たちは気を抜けない状況に置かれてしまう。

致命傷を負ったお夕と、お夕を心配する秀は、ふたたび例の河原で再会を果たす。お夕は最後の力を振り絞り秀に誘拐犯一味の殺しを依頼すると静かに息を引き取った。

そして奉行所に戻った主水は、石川から秀との関わりあいを追及される。お夕の恨みを晴らすため、仕事人の素性を明かされないため、そして市太郎の身を守るため、主水たちは誘拐犯一味殲滅に乗り出す。

【主水の一言その1】
「坊や、お前は加代と一緒にあの子を守ってやれ。俺は石川をたたっ斬る!」
【主水の一言その2】
「今頃判っても手遅れだぜ。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 石川半之丞/石山律雄 お夕/朝比奈順子 服部道庵/西山辰夫 仙蔵/楠年明 亥吉/芝本正 乳母/道井恵美子 市兵衛/亀井賢二 おせき/富士原睦 市太郎/吉川和寛 勘七/美鷹健児 手代/東田辰矢 子供/田庭崇 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.05.20  脚本:篠崎 好  監督:田中徳三 

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