必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2004.03.18) 必殺仕事人III各話紹介第34話へのリンクを追加。
第33話 囮になったのはおりく
勘定奉行留守居役川中一兵衛が切腹して果てた。しかしそれは民蔵・辰平・仙八の殺し屋三人組による偽装自殺だった。

おりくが江戸に帰ってきた。旅先で民蔵一味の殺しを請け負ったおりくは、早速仲間を召集しこの殺しをもちかける。仕事料は総額十両。一人当り二両の大仕事にやる気まんまんの主水だが、この仕事には民蔵一味に一兵衛殺しを依頼した黒幕の始末も含まれており、渋々二両を手にする。
そしておりくが囮となって民蔵一味をおびき出すことになった。

一方、その黒幕である曽根角之進は、民蔵に敵対するおとわと、川中の妻志乃と娘小夜も消すよう民蔵に指示を出す。
志乃と小夜は、一兵衛亡き後、勘定奉行所から屋敷を取り上げられたため、長屋暮らしを始めた。
一兵衛の葬儀を手伝った縁でこの母娘と親しくなった主水は、加代に仕事の世話をするようにするが、それを察知した民蔵に、加代がおとわの仲間であることを見抜かれてしまう。

おりくの囮行動が成功し民蔵一味がおりくの前に姿を現わした。勇次のサポートを受けたおりくは、仙八を捕らえ黒幕の正体を吐かせようとする。しかし民蔵は手裏剣を仙八に放ち、捕われた仲間の口を封じた。この失態を曽根の用人河上哲人に責められた民蔵は、辰平と共に加代を拉致、逆におりくをおびき出そうとする。

しかし加代がさらって以来、おりく一党が川上親子に接触しなくなったのに痺れを切らした民蔵は、もう一つの仕事である川上一家の殺害を開始、まずは小夜を血祭りに上げた。
川上親子を見張っていた秀は、小夜殺害時に出くわした隠居風の男を尾行し、その男が民蔵であり、また黒幕が一兵衛から勘定奉行留守居役を奪おうと目論んだ曽根角之進であることを突き止める。

殺る相手の顔ぶれを認識した主水たちだが、加代を人質に取られているため、うかつに手が出せずにいた。そこへ順之助が名案を思い付く。殺し屋二人を橋に誘い出しその橋を崩壊させるというものだった。その隙に一味のアジトから加代を救出するという算段で出陣する主水たち。

ところが民蔵もアジトに火をつけこれに応戦、互いに罠の張り合いとなった。おりくの三味線に導かれ橋までやって来た民蔵と辰平は、順之助が考案した崩壊作戦にまんまと引っ掛かりおりくと勇次に逆襲される。
そして加代は秀に助け出され、その秀も主水と共に曽根の屋敷へ乗り込み河上を始末。
主水は、曽根を一兵衛とおなじく自害に見せかけて殺害した。

【主水の一言】
「お見事な御自害でした。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 民蔵/江幡高志 辰平/辻萬長 曽根角之進/有川正治 河上哲人/筑波健 巴/三浦徳子 仙八/滝譲二 小夜/桂川京子 志乃/星野恵美子 りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし おりく/山田五十鈴

本放送日:83.05.27  脚本:石森史郎  監督:八木美津雄 

必殺シリーズ同人サークル"江戸のクロねこ"トップページ
必殺仕事人IIIサブタイトルリスト
必殺仕事人III各話紹介インデックス
←必殺仕事人III第32話「誘拐犯の娘に惚れたのは秀
→必殺仕事人III第34話「大名になったのは同級生

『必殺シリーズ同人サークル"江戸のクロねこ"ほーむぺーじ @クロねこ』はリンクフリーです。
当サイト内のどのページにリンクしていただいても構いません。左のバナーを御利用頂けると幸いです。
また相互リンクのお誘いや御意見・御感想などはメールでお願いします。