必殺仕事人III各話紹介
■更新事項(2004.03.25) ページ作成。
第36話 ニセ占いで体力消耗したのは主水
将軍家御用達大経師(大経師とは朝廷から暦の一手販売を許されている名家であり大富豪である…必殺仕事人激突!第12話「霊感少年を操る極悪人」より)の日月堂弥兵衛は、次の暦を完成させるために幕府天文方から暦の原本が届くのを今や遅しと待ち続けていた。

そして弥兵衛にはもう一つの悩みが。それは、巫女上がりの後妻タエと先妻の娘美緒の仲が良く無いことだった。弥兵衛はタエと手代与一に幕府天文方へ原本の催促に向かわせるが、実はタエと与一はデキていた。そのことが、美緒にタエに対する嫌悪感を増大させていた。
ムシャクシャして遊びに出かけた美緒は、幼馴染みの順之助と再会、いつしか心を通わせるようになる。

タエと与一は、元来の知り合いであり天文方奉行に就任したばかりの加藤作右衛門と接触、暦の原本の入手する。だがこの三人の接触はそれだけでは終わらない。彼等は日月堂を乗っ取りを企てており、例の原本にミスを残していた。弥兵衛はこのミスに気付くが、改めて原本を確認した加藤にミスは無いと断言されてしまう。

またタエは、部屋を荒らしそれを美緒の仕業に見せかける芝居を演じた。元巫女としての霊力を悪用して美緒に悪霊が憑いていると、タエは弥兵衛に吹聴する。この悪霊を祓うためにカリスマ占い師鉄仙と弟子友仙が日月堂に招かれたが、鉄仙も美緒に悪霊の存在を認めた。だがこの占い師もやはり乗っ取り一味の仲間だった。

タエと鉄仙の不吉な発言どおり、美緒が事故に巻き込まれ、加藤の断言を無視し訂正した暦を江戸城に持参した弥兵衛が例のミスありの暦にすり替えられるトラブルに遭ってしまう。もちろんこれらはみな例の一味の仕業だった。弥兵衛はこの一件が元で自宅に幽閉されてしまう。

だがその晩のうちに弥兵衛は加藤の手で殺された。タエ・与一・加藤・鉄仙・友仙らの密談を聞いてしまった美緒は、悪霊に取り憑かれ父親を手にかけたとして捕らえられ、死罪を申し渡される。
その処刑の日、主水は磔にされた美緒からタエたちに謀られたと順之助に伝えてくれと頼まれた。
刑場に駆けつけた順之助の目の前で、美緒はその身を刺し貫かれて死んだ。

美緒は、順之助との再会をきっかけに星を見ることに興味を抱き、加代に遠眼鏡の調達を依頼していた。
加代はその代金として美緒から預かった金を仕事料に差し出す。

【主水の一言】
「手前ぇの運勢は、こんなもんだ。」

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 秀/三田村邦彦 加代/鮎川いずみ 西順之助/ひかる一平 筆頭同心田中/山内敏男 タエ/磯村みどり 加藤作右衛門/原口剛 弥兵衛/西川嘉孝 美緒/太田あや子 鉄仙/野口貴史 与一/古田将士 友仙/柳原久仁夫 佐吉/伝法三千夫 老中/沖ときお りつ/白木万理 せん/菅井きん 勇次/中条きよし

本放送日:83.06.17  脚本:林 千代  監督:松野宏軌 

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