水茶屋の主人お涼が材木改役殺害の現場を目撃した。
３人の犯人のうち伝蔵と源八がお涼の証言で捕らえられたが、伝蔵と源八は護送中に脱走してしまう。
それから１年後、伝蔵と源八を含む黒沢一家が江戸に舞い戻って来るという情報を、お涼は北町与力内藤から知らされた。それを機に、お涼は数人の男に子供が出来たと言って接近し、大金をせびり取り始める。内藤の入れ知恵で黒沢一家から身を守るための逃走資金稼ぎのためだった。
お涼は恋人新五と逃走の準備を整えるが、その場に黒沢一家があらわれる。そして内藤も。
１年前の殺人で捕らえられなかったもう１人の犯人こそが内藤であり、内藤は黒沢一家とお涼への復讐の機会をうかがっていたのだ。
一家はお涼・新五の命と共にその逃走資金をも強奪する。

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