必殺仕事人激突!各話紹介
■更新事項(2004.05.17) 必殺仕事人激突!各話紹介第5話へのリンクを追加。
第4話 八百屋お七の振袖
小間物問屋長崎屋は、後妻お藤に八百屋お七が着ていたといわれる振袖を買い与えた。
人妻の身で振袖を着て歩くお藤に、人々の中にははいかかがなものかと冷ややかな視線を向ける者もいたが、当のお藤は店の宣伝になるとあくまでポジティブシンキング。
ところがこの振袖がこつ然と消えてしまった。

振袖は秀の元にあった。
店に出入りする秀に恋いこがれる、長崎屋の先妻の娘お小夜が、強引に秀に預けていったのである。
長崎屋から振袖探索を要請された主水は、お歌から振袖の在り処を知らされる。

ある夜、お小夜は再び秀の長屋を訪ね、振袖を引き取っていった。
その帰路、お小夜は自宅が火事になったことを知る。
その後、お七の振袖をまとったお小夜が、火事を知らせるため櫓に登り半鐘をならすのを、何人もの人が目撃する。その姿はまるで八百屋お七のようだった。
そして火事で父親を亡くし落胆するお小夜に自宅放火の容疑がかけられ、お小夜はその場で火盗改役人坂井伝次郎に捕らえらた。

お小夜は自分の無実を訴えるため、お藤の言い付けで振袖を秀に預けたことを、坂井に告白する。
坂井は、八百屋お七の事件になぞらえてお小夜が秀に会いたいばかりに火付けに及んだと解釈、その翌朝お小夜をそそのかした罪で秀をもお縄にした。

秀に斬首刑が言い渡された。首切り役はもちろん朝右衛門。
その刑場へ主水が細工した偽書類が届けられ、処刑は中止、秀は無事釈放された。
秀はお藤にお小夜の身の証をたてる協力を求めるが、お藤は消極的な態度を示し、長崎屋の手代が八百屋お七の振袖と同じ柄の物を焼却しているのを目撃する。秀は二人を怪しく思う。
そしてお小夜は市中引き回しの上火あぶりの刑に処された。

お藤と手代は長崎屋乗っ取りを画策、火事による売上を目論む材木商森田屋と勘定所勝手方係小野寺勝重と結託していた。
事件をかぎ回る秀に対して、小野寺は秀に(本物の仕事人と知らずに)仕事人の濡れ衣を着せ、覆面組を差し向けた。
覆面組と南町奉行所の警戒網をかいくぐり上野東照宮まで来た秀は、お小夜の恨みを晴らしてほしいと殺しを依頼する。

依頼人でありながら自ら一味に手を下そうと先走った秀を仕事からはずし、殺しに取りかかる主水たち。
そこへお小夜の無念を晴らさんとする秀も駆け付ける。主水は秀の熱意に打たれ、彼に仕事料を投げ渡した。

【秀の一言】
「お藤さん。お小夜さんの恨み、晴らさせてもらうぜ」
【主水の一言】
「仕事人はその場で斬り捨てる。問答無用!詮議無用!」

【映画「必殺5黄金の血」特別試写会のお知らせ(Cパート)】
11月14日(木)午後7時から丸の内、松竹で。ご希望の方はハガキに住所、氏名、年齢を明記の上、〒105-91東京芝郵便局私書箱183号 映画「必殺5」特別試写会係まで。10月31日消印有効。抽選で500名様ご招待。

【次回予告その1】
もう一度舞台に立てるその日まで、人の情けも真心も、しばらくお預けいたします。瀬川菊次郎、一世一代の晴れ姿。『必殺仕事人激突!』御期待ください。
【次回予告その2】
知らざぁ言って聞かせやしょう。もう一度舞台に立てるその日まで、人の情けも真心も、しばらくお預けいたします。瀬川菊次郎、一世一代の晴れ姿。『必殺仕事人激突!』御期待ください。

【キャスト】
中村主水/藤田まこと 夢次/中村橋之助 せん/菅井きん りつ/白木万里 お歌/光本幸子 さだ/麻丘めぐみ 同心成川/目黒祐樹 山田朝右衛門/滝田栄 初瀬/酒井和歌子 お小夜/杉浦幸 お藤/小野さやか 小野寺勝重/中田博久 坂井伝次郎/外山高士 (役名表記なし)/白川浩二郎、五十嵐義弘、伊庭剛、中西宣夫、佐藤雅夫、田中亜衣、安岡真智子 秀/三田村邦彦

本放送日:91.10.29  脚本:篠崎 好  監督:石原 興 

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