必殺仕事人 激突!
■更新事項(2004.09.28) 必殺仕事人激突!各話紹介第9話へのリンクを追加。

オープニングナレーション
月は東に 日は西に 山のお寺の鐘が鳴る
あの町この町日が暮れて 今来たこの道 夜の底
悪人どもの目が光る
上下左右に前後ろ 次から次とあきれるほどに
浮かんで消える 毒の華
サルカニ合戦桃太郎 勧善懲悪 夢物語
あきらめるのはおよしなさい
この世に悪がある限り あなたのそばに仕事人
きっと 恨みを晴らしてみせます
作:山内久司 語り:徳光和夫
使用BGM:月が笑ってらぁメロ入りカラオケ

主題歌
月が笑ってらぁ
作詞:荒木とよひさ 作曲:堀内孝雄
編曲:水谷竜緒 歌唱:藤田まこと

挿入歌
やさしくしないで
作詞:たきのえいじ 作曲:堀内孝雄
編曲:今泉敏郎 歌唱:麻丘めぐみ

 
キャスト
中村主水(藤田まこと)

夢次(中村橋之助)

中村せん(菅井きん)

中村りつ(白木万理)

さだ(麻丘めぐみ)

お歌(光本幸子)

山田朝右衛門(滝田 栄)

同心成川(目黒祐樹)

初瀬(酒井和歌子)

おみよ(田中亜衣)

山田そで(中條郷子)

覆面組幹部(中西宣夫)

秀(三田村邦彦)


必殺シリーズ第30弾必殺仕事人激突!のサブタイトルリストです。
監督・脚本家の名前をクリックするとその人の担当作品リストを御覧頂けます。

放送日サブタイトル脚本監督
191.10.08 ねずみ小僧の恋人 吉田 剛 原田雄一
291.10.15 大久保彦左衛門のたらい 中村勝行 石原 興
391.10.22 水戸黄門の印籠 吉田 剛 原田雄一
491.10.29 八百屋お七の振袖 篠崎 好 石原 興
591.11.12 弁天小僧のかんざし 高山由紀子 松野宏軌
691.11.19 徳川家康のキセル 保利吉紀 石原 興
791.11.26 江戸繁盛の裏の顔 田上 雄 松野宏軌
891.12.10 新門辰五郎のまとい 田上 雄 松野宏軌
991.12.17 対決!邪剣vs剛剣 いずみ玲 松野宏軌
1091.12.24主水、出勤日数をごまかす 鴨井達比古 松野宏軌
1192.01.07主水、阿片戦争に気をもむ 高山由紀子 吉田啓一郎
1292.01.14霊感少年を操る極悪人 篠崎 好 松野宏軌
1392.01.21夢次、見合いする!? いずみ玲 吉田啓一郎
1492.01.28主水一家のバブル 田上 雄 原田雄一
1592.02.04夢次、女盗賊にほれる 中原 朗 原田雄一
1692.02.18夢次、江戸のテレクラでバイトする 田上 雄 原田雄一
1792.02.25主水、幕府のクーデターにまきこまれる 田上 雄 津島 勝
1892.03.03主水、釣り友だちの恨みを晴らす 高山由紀子佐藤五月 松野宏軌
1992.03.10秀、女絵師のモデルになる 保利吉紀 津島 勝
2092.03.17主水、京に上る 篠崎 好 原田雄一
2192.03.24最後の大仕事 篠崎 好 松野宏軌


[時代設定を考える]
第1話「ねずみ小僧の恋人」は、鼠小僧次郎吉が処刑された天保3(1832)年から28年後の万延元(1860)年が舞台になります。この時に主水・お歌・夢次のチームから、紋太が脱落し代りに秀と朝右衛門が加入した新体制がスタートします。

第8話「新門辰五郎のまとい」は、文化2(1805)年3月に起きた「め組の喧嘩」より30年後の天保6(1835)年の出来事。次郎吉処刑後わずか3年しか経っておらず、時代設定上破綻しています。

第10話「主水、出勤日数をごまかす」は、成川が主水にした噂話からこのエピソードの時期がアヘン戦争の真っ最中であることがわかります。アヘン戦争は天保11(1840)年から天保13(1842)年の間に繰り広げられました。この話も第8話と同様に第1話以前の出来事となります。

また「仕事人激突!」のメンバーが解散してから後のエピソードとして、「仕事人激突!」の放送期間中に放映されたスペシャル「せんりつ誘拐される」も時代設定が把握出来ます。
幻の朝太郎の命日が"丙申年一月九日"なのですが、丙申の年のうち主水と朝右衛門が知り合った後に該当するのは江戸時代では天保7(1836)年しかありません。
これもまた第1話より前の出来事になってしまいます。しかも解散以前の第10話よりも先の話となっています。

丑寅の辰の台詞によると、「せんりつ誘拐される」は間違い無く申年の正月の出来事です。もしも朝太郎の卒塔婆に書かれた命日が丙申年では無く他の申年の間違いだとしたら(そういう間違いって実際あるのでしょうか?)、この物語の時代設定に天保7(1836)年以外にも嘉永元(1848)年や、第1話と同じ万延元(1860)年という候補もあがってきます。

そしてこの番組の時代設定の破綻の元凶とも言うべき第1話も、次郎吉処刑からさほど時間が経っていない頃のエピソードであれば、「必殺仕事人 激突!」の時代設定に関する辻褄をあわせることも可能なのですが…。


[徳光和夫ナレーション全集]
必殺シリーズには特徴のあるナレーションを有する作品があります。
官軍が徐々に江戸に接近する様を芥川隆行が語る「必殺からくり人血風編」、数々の超常現象を野島一郎が解説する「翔べ!必殺うらごろし」、滝沢馬琴の日記と毎回登場する歴史上の人物を玉井孝が紹介する「必殺まっしぐら!」などが、その作品です。
ですが、その他の必殺シリーズで劇中にナレーションが挿入されることはそんなに多くありません。

その点で、「必殺仕事人 激突!」は回数こそ少ないものの劇中ナレーションの多い作品と言えるでしょう。
ここでは、徳光和夫の語りによる「必殺仕事人 激突!」の全劇中ナレーションを紹介します。
サブタイトルナレーション
7江戸繁盛の裏の顔 江戸中を騒がせた仕事人狩りもようやく終りを告げ、至極穏やかな日々が続いている今日この頃です。
ところで近頃江戸の人口は日増しに増え、軽く百万人を突破する有り様。
しかし一方でその繁栄の裏側では、貧しさ故に故郷(くに)を追われ江戸にやってきた人々の辛く厳しい現実が、暗い影を落していたのでございます。
8新門辰五郎のまとい 火事と喧嘩は江戸の花と申しますが、文化二年の春三月、芝神明宮の境内で、町火消し"め組"の若い衆300人と相撲取り60人余りが入り乱れ大喧嘩を致しました。
この事件を題材にして大当たりをとったのが「神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)」、一般に「め組の喧嘩」として知られているお芝居でございます。
10主水、
出勤日数をごまかす
何かと世情不安な折に、御府内で御禁制の鉄砲の試し撃ちをした不貞の浪人が、この日斬首に処せられました。
しかし、いくら悪い芽を摘んでも巨悪を見逃しているのが今の世の中です。
15夢次、女盗賊にほれる即日処刑は執行され、捕らえられた3人の手下は遠島になった。

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