文化・芸術編
◆ 津本 陽 （つもと よう） ◆
旧制和中〜東北大、サラリーマンを経て小説家に。
和歌山・太地を舞台に捕鯨船乗りを描いた「深重の海」で直木賞受賞。
「夢のまた夢」では吉川英治文学賞、０３年には旭日小綬章受賞。スゴイですな。
歴史小説には結構、奇抜というかアイデア勝負のものが多いのですが
そういったものに比較すると津本氏の小説は正統派の部類に入ると思います。
綿密な下準備に裏打ちされた、可能な限りの確かな情報があって、
そこから津本氏が想像（予測）する武将や剣豪の行動が楽しいのです。
◆ 前田 朋子 （まえだ ともこ） ◆
高松小〜西浜中〜桐蔭高〜早大という素晴らしい経歴で、
現在ミステリー作家・主婦という肩書きをお持ちの才女。
ミステリー文学に興味の無い方には想像できかねるかと思いますが、
そちらではかなり有名な作家でファンも多いのです。
和歌山を舞台にした作品もありますし、もちろんその為の
取材もされていて、ネイティブ・ニセ和歌山人ともに楽しめそうですね。
◆ 神坂 次郎 （こうさか じろう） ◆
和歌山を代表する文豪で、日本文芸大賞も受賞歴あり。
和歌山に関する著書も多いのですが、元々は演劇畑の人です。
１９６２年に発表した「縛られた巨人 南方熊楠の生涯」が反響を呼び、
南方熊楠ブームの火付け役となりました。
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