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プロ野球OB編
【西本幸雄】【東尾修】【尾花高夫】【藤田平】【上川誠二】【正田耕三】【石井毅】【嶋田宗彦】

◆ 嶋田 宗彦 (しまだ むねひこ) ◆
▼有田市出身。元阪神タイガース捕手、現ブルペンコーチ。箕島高校。

▼石井毅とバッテリーを組み、春夏連覇など甲子園を沸かせた。住金を経て阪神入り、生涯成績は300試合、13本、53打点、率,208。木戸がいたので出番は少なめ。

▼現役引退後はブルペン捕手を経てコーチに。愛称は「兄やん」。甲子園のブルペンがグラウンド脇にあった時にはよく顔を見ることができましたが・・・。若手投手の相手をしている際、観客からの「お〜い、ピッチャーより嶋田の方が速いやないケ」というヤジ(?)が定番。40歳を越えているのにスゴい球投げてます。


◆ 石井 毅 (いしい たけし) ◆
▼有田市出身。元西武ライオンズ投手。箕島高校出身。

▼79年春の甲子園決勝、牛島&ドカベン香川を擁する対浪商戦の熱闘が印象的。バッテリーを組んでいたのは、その後同時に住金入りした嶋田宗彦。住金からは、石井は西武、嶋田は阪神へ。きれいなアンダースローが印象的でしたが、プロではパッとせず。

▼この方は引退後も和歌山の野球界に大変貢献されていて、リトル向けの野球教室などで指導をされています。バッティングセンターに野球教室のポスターが貼られていることが多いので、興味のある方は注意して見てみてくださいな。


◆ 正田 耕三 (しょうだ こうぞう) ◆
▼和歌山市出身。元広島カープ内野手、現内野守備走塁コーチ。市和歌山商出身。

▼身長168cmと小柄。この人はカープファンならずとも全国的に有名ですね。全盛期はセ・リーグで間違いなくナンバーワン二塁手でした。1番高橋慶彦・2番正田のコンビで出塁、クリーンアップの衣笠・山本浩二が返すパターンが定番。

首位打者2回、盗塁王1回、ベストナイン2回、Gグラブ5回。オールスターにも5度選出されているスター選手です。地味ですが。一試合6盗塁(!)の記録(’89.10.15中日戦)もあり。確かに足が速かったのですが、全盛期には他に屋敷要(大洋)や平野謙(中日)がいましたからねえ。守備は「堅実」。決して派手ではなく、お手本系。玄人好みされる選手でした。実家はうどん屋さんですが・・・お味の方は?


◆ 上川 誠二 (かみかわ せいじ) ◆
▼広川町出身。元中日ドラゴンズ・ロッテオリオンズ内野手。箕島高。

▼打順は二番か、七・八番あたり。タイトルはありませんが小柄ながらガッツ溢れるプレーを披露。ボールに食らいついていくバッティングは、矢沢、宇野、大島、ゲーリー、川又、中尾、田尾、平野などの恐竜打線の中でも光るものがありました。記憶に残る選手の一人です。


◆ 藤田 平 (ふじた たいら) ◆
▼和歌山市。元阪神タイガース内野手・監督。市和商出身。

▼81年首位打者、ベストナイン7回、Gグラブ賞3回。78年にはシーズン208打席連続無三振記録(スゴイ・・・)達成。和歌山人のプロ野球選手として、もっとも成功した打者の一人。藤村、田淵、掛布など、スラッガーの多い阪神スター選手の中では少数派の「職人肌」「テクニシャン」タイプの代表選手。現在で言えばイチロータイプですかね。

▼とはいえ2ケタ本塁打を11度記録(最多は71年の28本)。78年、左大腿屈筋断裂で引退の危機に陥るも不屈の闘志で復活!2年後には篠塚との首位打者争いに競り勝ちました。でも指導者としては大成せず・・・。天才タイプは、ね。そうでなくちゃ。


◆ 尾花 高夫 (おばな たかお) ◆
▼九度山出身。現ダイエー投手コーチ。PL学園卒。

▼現役時代はヤクルトの準エース級・ローテーション投手で通算112勝。しかし135敗。2ケタ勝利が6回。突っ立ったようなフォームからそこそこ球威のある球を投げてました。投げ方をマネしようと思ったがどうしてもできませんでした(笑)。

▼同じくダイエーバッテリーコーチの若菜嘉晴(空タッチの名手)と、ソリが合わなかったこともあり、ダイエーの2000年序盤戦の不振を演出。ダイエーは南海時代から生え抜きのエースピッチャーが出にくい球団で、尾花コーチには是非、「10年間エースの座を託せる人材」を育てて欲しいと思います。


◆ 東尾 修 (ひがしお おさむ) ◆
▼元西武ライオンズ監督。箕島高校出身。

▼現役時代は同球団の投手で、通算251勝もしている名投手。フィールディング、牽制球もうまく、Gグラブ5回受賞。オールスター出場13回、2ケタ勝利が14回。

▼内角を強気に攻める投球は度胸満点ですが、そのぶんデッドボールも多い。個人通算与死球165は日本記録(2位は渡辺秀武の144)。今後破られる事はないでしょうなぁ・・・。いつぞや近鉄のデービスにシュートを食らわせてお返しにパンチを食らわされたのは記憶に新しいですね。ついでに悪い記録では、通算被本塁打歴代3位(412本)というのも。

▼1987年、西武の15勝でリーグ優勝に貢献したのに、オフで麻雀賭博に関与したとして半年間の出場停止処分。これでケチがついたのか、翌年調子を崩して全く勝てず、そのまま引退。

▼監督業でも活躍。古巣に復帰し’97、’98リーグ優勝に導きました。忘れちゃいけない、ドル箱スター・松坂大輔の入団交渉に際して200勝記念のボールを松坂にプレゼントし見事ゲット。


◆ 西本 幸雄 (にしもと ゆきお) ◆
「はや」のCMの人。旧制和歌山中学。元阪急・近鉄監督など。

▼現役時代はパッとしなかったが監督に就任してからはリーグ優勝を8回も達成しているスゴイ人。ところが「悲劇の名将」の名の通り日本一が何故か一度も無い。監督時代は鉄拳制裁をすることで選手に恐れられてましたが数多くの名選手を育てているのも事実。ちなみに鉄拳グセは後の監督となる鈴木啓示に受け継がれ、かつての近鉄の特異なカラーの根幹をなすこととなります。

現在「プロ野球ニュース(フジ)」の解説者ですが最近出番が激減・・・だってもう80歳を超え、いつあっちに行ってもおかしくない歳。普通の解説者では言いにくい事をズバズバ言う痛快さもスゴイですが、隣のアナウンサーに話しかけられると、驚ろいたみたいにそちらを振り向くアクションが何だか面白いです。もしお目にかかれたら「はぐれメタル級」の希少度ですから、まばたきもせずに見ましょう。


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