タンチョウを観察していると、池の水面を何やら怪しげな影がスーッと進んできました。
まるで、ラッコかビーバー、あるいは絶滅したと言われているニホンカワウソのようにも見えます。
実は、この動物、岡山では比較的馴染みの深い「ヌ−トリア」というネズミと同じげっ歯類の帰化動物なのです。
自然保護センターの研究員の方にお話を伺ったところ、現在約10頭ほどがセンター内で繁殖しているとのことでした。
さらに「タンチョウに危害を加えたりなわばり争いが起きたりすることはないのですか?」と尋ねると、主に植物の根を主食としているが、タンチョウと同じく池の中の貝も食べることから、今後そういったことも起こりうるというお話でした。
こうして北海道生まれのタンチョウと南米原産のヌートリアが一枚の写真の中に収まっているのを見ると何だか不思議な気がしてなりませんね。
2000.12
|