タンチョウを観察しよう!(2)

観察3 一本足

そろそろお腹もいっぱいになったのか、ユリの方は丘に上がって毛づくろいをはじめました。
よく見てみると写真のように、一本足で立っています。その後およそ10分間、ずっとこの姿勢でバランスよく立っていました。
ちなみに釧路湿原などに住むタンチョウは、天敵からの攻撃を避けるため群れで川の中に入り、このように一本足で立ったまま眠ります。さらに頭部を羽の中に折りたたむように入れるのです。体温を少しでも低下させないようにするタンチョウの知恵ですね。

観察4 タンチョウとヌートリア

タンチョウを観察していると、池の水面を何やら怪しげな影がスーッと進んできました。
まるで、ラッコかビーバー、あるいは絶滅したと言われているニホンカワウソのようにも見えます。
実は、この動物、岡山では比較的馴染みの深い「ヌ−トリア」というネズミと同じげっ歯類の帰化動物なのです。
自然保護センターの研究員の方にお話を伺ったところ、現在約10頭ほどがセンター内で繁殖しているとのことでした。
さらに「タンチョウに危害を加えたりなわばり争いが起きたりすることはないのですか?」と尋ねると、主に植物の根を主食としているが、タンチョウと同じく池の中の貝も食べることから、今後そういったことも起こりうるというお話でした。
こうして北海道生まれのタンチョウと南米原産のヌートリアが一枚の写真の中に収まっているのを見ると何だか不思議な気がしてなりませんね。


2000.12
 
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ヌートリアって???