今回の授業はハードだった。アクセントの説明だけで一回の授業が終ろうとは。あれを全部覚えるなんて……。しかし。何も古典ギリシャ語で詩を作るわけでなし。書いてある文を読むだけなら最低限の知識で何とかなるかも。
とりあえず、ギリシャ語のアクセントは三種類。そのうち重アクセント( )、曲アクセント( )は実質的には無アクセント。鋭アクセント( )のついてる言葉だけ、その部分を高く読めばOK。
音節の名前は三つあるけれど、最後の音節がultimaというのだけ、とりあえず覚えればいい。そしてultimaに鋭アクセントがついてる言葉を鋭調語(oxytone,オクシトーン)と呼ぶ。これは後々、文法事項の説明に出てくる用語なので覚えておかないと後悔する(した)。
そして鋭調語のあとに別の単語が来ると鋭アクセントは重アクセントに変る。
それから、曲アクセントのついてる母音は必ず長い。長母音か、二重母音です。αは「ア」にも「アー」にもなるけど、 だったら必ず「アー」と長くなる。
これだけなら覚えられる、かなぁ。先生もアクセントの規則は無理に覚えなくてもいいと言っていたし……。
ただし、アクセントが違うと別の単語になることがあるので、アクセントを無視して良いわけではない。これは大事だと言われた。どの音節にアクセントがつくか自分で割り出せなくても散文の訳読には困らない。でも、訳読している単語のどこにアクセントがついているかは、ちゃんと意識していないと辞書が引けないのである。
このへんは英語と同じだから問題なし。
これは覚えておかないと戸惑う。特に疑問符「;」って英語のセミコロン‥‥何じゃ、こりゃ(^-^;
英語の疑問文だと主語と動詞の位置を入れ替えるけれど、ギリシャ語の場合は必要なし。平叙文に疑問符(;)をつければ疑問文になる。アクセント規則とかやたら細かいわりにはアバウトだなー、と思った。
最終更新日: 2001年6月9日 連絡先: suzuri@mbb.nifty.com