第7回 形容詞の使い方

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いたって普通

 今回の授業もとても簡単だった。形容詞でも何でも冠詞をつければ名詞になるっていうのは冠詞のところでもう習ってたし、形容詞を名詞につける時は性・数・格を一致させるっていうのも、先生はいろいろ例文を挙げてずいぶん丁寧に説明してくれたけど、そんなの格変化する言葉なら当たり前じゃないの? 言語全体からみたら特異なことなんだろうか。

 まぁ、性・数・格が一致してても語尾の形自体は違うケースもあるから、こういうのだけ気を付ければあとは常識でいけると思った。

 ただし、冠詞をつけなくても形容詞は名詞として使えるというのはちょっと迷う。授業で練習問題をやったんだけど、ここでこけてる同級生が多かった。かく言う私も(^_^;)。

サンドイッチ

 冠詞と名詞と形容詞の語順だけはちゃんと覚えないとまずい。語順によって意味が変わるからだ。と言っても、これもそんなに難しくはない。冠詞と名詞に挟まれていたら「賢い男」、それ以外なら「その男は賢い」。とりあえずこれ↓だけ覚えたらテストは何とかなりそう。

 形容詞に限らず、その名詞を説明する言葉は冠詞と名詞の間に入れて挟むので、ギリシャ語にはこういう↓構文がよく出てくる。

 「(名詞を説明する要素)」の部分がまた、「冠詞+(名詞を説明する要素)+名詞」になることもあって、その場合にはこんな入れ子になる。

 冠詞が連続してるから初めて見た時は変な感じがしたけど、ギリシャ語としてはまったく問題無いらしい。所有の属格(「〜の」)なんかも冠詞と名詞の組み合わせの中に押し込んでしまうから、冠詞の連続はばしばし出てくる。三つくらい連続してるのもあった。

 あと、「冠詞+名詞+形容詞」「形容詞+冠詞+名詞」のあとに終止符をつけたら、それで文章のできあがり。「AはBである」式の文章の時には動詞は要らない(あってもなくてもよい)。これもちょっと戸惑った。格言とかは、この動詞無しのパターンが多いみたい。

最終更新日: 2001年12月7日   連絡先: suzuri@mbb.nifty.com