★FAQに質問がないので、新規に質問をする。 → あなたの質問みんなで答える掲示板
A: タックル |
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A1 |
ルースニング用インジケーター(マーカー)の作り方を教えて下さい。 |
「基礎編」の「管理釣り場の爆釣フライとタイイング」のページで紹介しています。 ムートンタイプ、発泡スチロールタイプ、発泡玉蛍光マーカー 【INDEX】へ戻る |
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A2 |
フライラインの巻き癖をとる方法を教えて下さい 。 |
巻き癖をとる前に、まず、巻き癖がなるべく、つかないようにしておくことも必要です。 ・基本的に、いい(グレードの高い)ラインは巻き癖がつきにくいです。(これがかなり重要。) (3Mの銘柄でいえば、「ウルトラ3」以上のライン) ・リール径の大きさ、バッキングラインの量に注意して下さい。 ・また、釣行後のラインメンテナンス(クリーニング&ドレッシング)も忘れずに。 それでも、やはり巻き癖はつきます。巻き癖をとる方法としては、 ・手で引っ張る。 ・木やポール、電柱などにラインをかけて、少し離れて、思い切りグイグイと引っ張.る。 ・熱い缶ドリンクにラインを巻き付けながらしごく。 ・熱いお湯に浸し、引っ張る。(自宅で) などがあるようです。 【INDEX】へ戻る |
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A3 |
最初はどんなフライロッドを買えばいいのですか? |
「基礎編」の「管理釣り場のタックルと装備」の「フライロッド最初の1本」で紹介しています。 【INDEX】へ戻る |
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A4 |
ティペットの材質で、ナイロンとフロロカーボンってなにが違うのですか? |
「基礎編」の「管理釣り場のタックルと装備」の「ティペット」で説明しています。 【INDEX】へ戻る |
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A5 |
フロロカーボンのティペットは、ナイロンのリーダーに結ぶと、スッポ抜けやすくなりますか? |
フロロと、ナイロンの大きな差は、ナイロンは断面変形しやすく、フロロはほとんど変形しないことです。 (ナイロンは吸水するが、フロロはしないとかもありますが) 結ぶ、という行為は、大きく2パターンありまして、 1)結んだとき、締め付けて(糸の断面変形をさせて)ゆるまなくする。 食い込ませるイメージ。 2)結ぶことで、糸同士の摩擦面を増やして、摩擦によって結合強度を出す。 非常におおざっぱな言い方ですけども。 1)は、フロロに向かない結び方、2)はフロロ向きです。 1)の様な結び方ですと、フロロはすっぽ抜けやすいです。 ナイロンとフロロの相性が悪いとかではなくて、1)の様な結びは、ナイロン同士ではなんとかなってるけど、 フロロ+ナイロン、フロロ+フロロでは、うまくいかない、ってことです。 でも、1)のような結び方は、例えナイロン同士でも、結び目で切れやすく、強度が低いですから、 2)的結びに変えるべきですよね。で、ちゃんと結べば、すっぽ抜けは心配ないでしょう。 具体的な結び方で言うと、 1)的な結び方は、シングルサージャンズノット(んなの使う人はいないでしょうけど)やエイトノット、 2)的なのはトリプルサージャンズノットなど、ぐるぐる巻き付ける系統の結び方ですね。 極端なのがビミニツイストとかです。 たとえば、一般的なダブルサージャンズノットであっても、きれいに結べていないと、 ある部分だけがきつく締まっていて、1)的な状態になってます。 こういう結び方だと、切れやすいし、フロロだとすっぽ抜けやすいです。 でも、きれいに結べていると、摩擦によって結合強度がでていて、 しかも断面変形が少ないので、切れにくくてすっぽ抜けにくいんです。 だから、どういうノットか?だけでなくて、きれいに結べているかも、すんごく大事なんですよね。 【INDEX】へ戻る |
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A6 |
カーボン、グラス、バンブーのアクションやキャスティングの違い、魚とのやりとりなどについて教えてもらいたいのですが・・・ |
◆フライロッド素材の特性(ロッドアクションやキャスティングの感覚に影響する性質)として、 私の理解は・・・ ①カーボングラファイト 炭素繊維を樹脂で固めた素材。 軽量・高強度・高弾性(高反発)=軽くて強く・よく撓り・戻りが早い。ヘタリにくい。 実際には、カーボンのみでは硬すぎるため、グラスファイバーとコンポジット(混合)した素材が多く使われています。 ②グラスファイバー ガラス繊維を樹脂で固めた素材。 ①に比べて、低強度のため、断面が太くしなければならず重くなる。 低弾性(低反発)、粘り(伸展性)がある反面ヘタリやすい。しかし低価格が魅力。 <参考> 釣竿の公正取引・感電マークは、カーボンやボロンが「金」、グラスファイバーが「銀」のシールです。 ①②については、ロッドアクションやキャスティングの感覚に影響する性質は、素材ではなく、 ロッドの設計内容で決定されると思います。→振ってみないとわからないってことになります^^; ③バンブー 天然素材の竹。三角形に削ったパーツを6Pチーズのように張り合わるのがオーソドックス。 しかし、和竿のように丸竹をそのまま使うフライロッドの愛好者もいます。 手作りで工業製品素材ではないので、高価、品質のバラツキあり。折れることもよくあるようです。 全体的に柔らかでよく曲がるので、釣り味がよいと言われていますが、美しさと質感も重要なポイントでしょう。 主に渓流用。 これは、①②との素材比較ではないですね。 スローアクションの柔らかな特性を求めるというよりも、「バンブーロッド」を求める って感覚ではないでしょうか。 魚とのやりとりは、ロッド特性とそれに応じたテクニックの合わせ技が必要になると思いますが、 概ね、番手(#)で決まってしまうと思います。 【INDEX】へ戻る |
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A7 |
加賀FA(池型エリア)で、シンキングラインの釣りにおすすめのタックルがあったら教えて下さい。 |
◆加賀FAならば、ざっくり言ってしまえば(もちろん個人的な意見)、・・・ ①4〜5#/フローティングライン/インジケーターの釣り ②5〜6#/フローティングライン/リトリーブの釣り/ミッジ ※インジケーターの釣り(マーカー釣り)はもちろん、フローティングラインですが、 リトリーブの釣り=シンキングラインではないので、フローティングラインで釣るリトリーブの釣りもあります。 ③6〜7#/シンキングライン(タイプⅠ)/リトリーブの釣り/ソフトハックル ④7〜8#/シンキングライン(タイプⅡ、Ⅲ)/リトリーブの釣り/マラブー ・・・という感じだと思います。 ③④の釣り方(シンキング&リトリーブ)のタックルとしては、なんと言っても、 シンキングラインのパフォーマンスが釣果を大きく左右すると思います。 私のお気に入りは、「ユニフォームシンクプラス」(比重の違う素材をつないであり、直線的に沈むラインです) シンキングラインの沈下速度は、水面直下〜表層〜中層〜底近く と、狙うタナに応じた使い分けで、 その日の状況によって選択する必要があります。 【INDEX】へ戻る |
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A8 |
加賀FA(池型エリア)で、比較的初心者でも距離を出しやすいお勧めのタックルは? |
加賀FAと言えば、里見さんがいらっしゃるので、やはりシマノがいいでしょう(^.^) ズバリ! フリーストーンFV906または907(9フィートの6番または7番)がいいですね。 価格もリーズナブル、コストパフォーマンスが高いので、加賀でもよく見かけるロッドです。 ティップ&ファーストアクションで反発力があり、6、7番の重いシンキングラインも比較的容易に飛ばせます。 加賀はバックスペースがないポイントが多いですが、シューティングヘッドを使うという作戦もありますネ。 ちなみに、私は湖用のFV908をそのまま使っていますが、高番手のロッドを一日振っていると疲れるので、 時々イスに座ってマーカー というお気楽なパターンで釣ることが多いです。 ただし、キャスティングの飛距離アップは、タックルよりもやはりキャスレ(練習)だとは思いますが(^.^) 【INDEX】へ戻る |
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A9 |
ロッドの番手(#)とリーダー、ティペットのサイズの対応は? |
◆ロッドの番手(#) #1−3 渓流サイズの魚/近距離用 #4−6 止水(池、湖)のレギュラーサイズの魚/中距離用/池型管理釣り場向き) #7−9 大物、サケ、ソルト(海)の魚/湖や海の遠投用 と思っています。(この区分は個人差があると思います) つまり、「ロッドの持つパワーで、魚のサイズと投げる距離に対応する。」ということになると思います。 ①ロッドの番手(#)→ラインナンバー ロッドの番手は原則として、適応するラインナンバーを示すものです。 しかし、これも絶対ということはないと思います。 例えば、私は6番のロッドで5番のラインを使っています。 ラインナンバーは早い話、ラインの重さですから、ラインを軽く感じたい場合は、 ラインよりも上の番手(パワー)のロッドを使えばいいと思います。 ラインの重さがキャスティングできる距離に影響します。 しかし、技術があれば、低番手のロッドとラインでも遠投は可能です。 原則として、ロッドの番手とティペットの太さとは直接的な関係はないと思います。 ②魚のサイズ→フライサイズ→ティペットサイズ→ラインナンバー(#) フライサイズは概ね魚のサイズに合わせますので、間接的にティペットサイズ(太さ)、ラインナンバーは ほぼ決まってしまいます。 渓流サイズの魚→小さいフライ(ミッジフライ)→細いティペット(10X、9X、8X等)→軽いライン(#1−3) 細い糸仕掛け(フライライン〜ティペット)で、どでかいフライをキャストするのは、バランスが悪くなって難しいです。 ①②の対応を逆に考えると、例えば、・・・ 7番のロッド=7番のライン→湖サイズの魚、遠投用→#6、8、10くらいのストリーマーフライ→3X、4X程度の リーダー&ティペットという感じではないかと思います。 ③リーダー (テーパード)リーダーは、フライラインのキャスティングループの力をティペットに伝達して、 フライをポイントに投入するために、テーパー構造になっています。 リーダーの先端は、ティペットそのものであり、リーダーとティペットが別売りになっているのは、 フライの交換で、だんだん短くなるリーダー先端のティペット部に、継ぎ足すためです。 4Xの(テーパード)リーダーの先端は4Xのティペットです。 ですから本来は、継ぎ足すのは4Xのティペットですが、テーパー構造の延長として考えれば、 それよりも1、2ランク細いティペットを継ぎ足してもいいと思います。(5X、6X) 【INDEX】へ戻る |
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B: 釣り方 |
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B1 |
このサイトで使われている、「イマージング」ってどんな釣り方ですか? |
私(kingfisher)は抽象的な、しかも我流(自分用)の用語として「イマージング」という言葉を使っていますので、 混乱してしまう方もいるかと思います。 もちろん、「イマージング」自体は、水生昆虫がハッチの直前、スーッと水面に浮上する行為です。 (emerge:イマージ 「浮き上がる」という意味。) したがって、本来はその状態を模した、イマージャータイプのフライパターンを使う釣り方を指す言葉だと 思いますが、そもそも用語として存在するのかもよく分かりません。 ・・・私はフライを始めた頃、フライフィッシングの釣り方は、 ①ドライフライの釣り、 ②ルースニング(ニンフ)の釣り、 ③シンキング(ストリーマー)の釣り、の3タイプしかないと思っていました。 しかし、その後、「水面を意識しているが、絶対に水面のドライフライには出てこない魚、つまり管理釣り場の スレたマスなどをターゲットとして、水面直下を攻める釣り方があって、①②③ではまったく釣れないのに、 その釣り方で爆釣することがある。ということを知りました。 それだけの条件から言えば、水面直下を攻める釣り方ならば、 ・ドライフライを故意に沈めて使うフローティングの釣りも、 ・マーカー下のタナを短くして釣るルースニングも、 ・スローシンクのシンキングの引っ張り釣りも みんな「イマージング」になってしまいます。 そこで、基礎編の「毛鉤辞典」では、 イマージング="釣り方として、水面直下を狙う釣り方をイマージングということもある。"としてあります。 私がこのサイト内で使っている意味は、 「フローティングかタイプⅠ(intermediate)のラインで、小さ目のフライを、すこしだけ沈ませて、 リトリーブして釣る釣り方」を指しています。 ■お気楽イマージング Easy Emerging 【INDEX】へ戻る |
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B2 |
イマージングでは、どんなフライを使うのですか? |
「基礎編」の「管理釣り場の爆釣フライとタイイング」の イマージングフライで紹介しています。 【INDEX】へ戻る |
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B3 |
バラシが多いのですが・・・ |
◆ (マーカー釣りでの)バラシ(順不同) ① 当たりに対して、アワセが遅いと、魚がフライを吐き出しかけているので、バラシやすい。 ② 実際にはバイト(フライを咥えること)していない当たり(ティペットに魚が触れただけとか)をアワセると、 スレる(魚体にフックが刺さる)ので、バラシやすい。 [以下はマーカー釣りに限らず] ③ 活性が低いと、バイトが浅いので、バラシやすい。 ④ バーブレスフックは、カエシがないので、バラシやすい。 ⑤ ラインのテンション(張り)が緩むと、フックにかかる力がなくなり、バラシやすい。 ⑥ フックサイズが小さいと、バラシやすい。 ⑦ フックのポイントがあまい(尖っていない)と、バラシやすい。 【INDEX】へ戻る |
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B4 |
ラインの引き方(リトリーブ)は? |
◆ ラインの引き方(リトリーブ) ① ラインがバタつかないように、ラインの方向とロッドを合わせて、 ティップ(先端)を水面に近くまで降ろした状態でリトリーブしましょう。 ② リトリーブのストロークの速さ・長さに関係なく、急発進・急ブレーキ的引き方にならないように、 滑らかに加速、減速してみましょう。フライがカックンカックン泳ぐと、魚もバイトし難いのでバレ易くなります。 もちろん、急発進・急ブレーキがいい場合もあります。 【INDEX】へ戻る |
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B5 |
マラブーフライの釣り方は? |
マラブーはフライの素材(マテリアル)のひとつですので、 本当はまず、どんな釣り方で、どんなフライパターンに使うかということが先の話ですが、 逆に考えると「泳ぐ」ことが重要という意味では、共通ですね。 ちなみに釣り方は、管理釣り場では、 ①フローティングラインのマーカーの釣り ②シンキング(沈む)ラインのリトリーブ(引っ張り)の釣り の2タイプがメインですが、 マラブーのフライパターンはどちらでも同じフライが使えると思います。 フライパターンについては、一般的に「マラブー」と言えば、マラブーを大きなテールに使ったフライのことで、 パターン名としては、リーチ、ウーリーバガー、・・・などです。 タイイングする場合は、細かいファイバー(うぶ毛)の多いマラブーを選んだ方がいいですね。 色はライトオリーブ(渋い時)、オレンジ(高活性の時)、白(暗い時)、黒(明るい時)の4色程度でいいと思います。 魚がスレて当たりが少なくなったら、テキトーに色を変えてみて下さい。色( )の中はあくまで参考例です。 ◆マラブーの釣り方①(マーカー釣りの場合) さて、マーカー釣りの「ニンフ、エッグ」の次ぎの展開として、マーカー釣りでマラブーを使った場合のことを書きます。 ニンフ、エッグは基本的に、動かない=泳がない(フライを動かしてもアクションしない)パターンとして使うことが多いので、 釣り方は「待つ」釣りが主で、俗に言う「ほっとけメソッド」で、お気楽に釣るという釣り方です。 フライを動かすと、マラブーのテールが小さく波打つようにゆらめいて、魚の注意、興味をそそります。 釣り始める時に、足元の水中で少し引いて確認してみましょう。 泳がない=波打たない=棒状のままでアクションしないという場合は、 マラブーのボリュームや長さを調節してみましょう。 手ですこしづつむしって、整形して「うまく泳ぐように」しましょう。 (調整の整形があるので、自分でマラブーパターンをタイイングする時は、大き目、長めに巻きましょう。) マラブーを泳がせるというのは、下記B6にある、「チョコッ、チョコッと引く」部分がキモです。 いろいろいな引き方を試してみましょう。長く、短く、速く、遅く、一定に、不規則に、時々、などを組み合わせて・・・・。 ただし、あまり引き過ぎると、ラインに引かれてフライが浮き上がってしまうので、 適度に間隔をあけて、タナまで沈めるようにして下さい。 ◆マラブーの釣り方②(リトリーブの釣りの場合) フローティングラインのマーカーなし、またはシンキングラインを使って、ルアー釣りのように水中のフライを引きます。 マラブーを「うまく泳がせる」のが肝心なのは、同じです。 あとはタナ(フライを引く水深)ですね。ラインの種類やフライのウェイトなどで調節して、いろいろなタナを探ってみましょう。 シンキングラインの場合は、ラインの沈下速度に応じて、狙いのタナまでカウントダウンして下さい。 【INDEX】へ戻る |
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B6 |
マーカーは、フライからどのくらい離して付けるのですか? マーカー(ルースニング)の釣り方は? |
◆釣り方例(マーカー釣りの場合) 1.最初はフローティング(浮く)ラインのルースニング=マーカー釣り=ウキ釣りが、釣り易いと思います。 2.釣り場で釣り券を買う時、スタッフの人に釣り場の水深を聞いてみましょう。 3.聞いた水深を参考に、タナ(マーカーからフライまでの長さ)をいろいろ調節してみましょう。 50cm、100cm、150cmなどを試してみて下さい。(水深=底まで挑戦) 4.フライはニンフタイプやエッグタイプでいいと思います。 おもり(ウェイト)を巻き込んであるものを使うと、タナまで簡単に沈みます。 ウェイトのないフライの場合は、小さなおもり(ガン玉)を用意して、フライの少し上に付けて下さい。 足元で沈み方を確認するとイメージがつかみやすいです。 5.キャストしたら、すぐにフライとマーカーの間のティペット(ハリス)のたるみ(スラック)をとるように、 少しラインを引き戻して下さい。 6.あとは待つ。ず〜と待っても(1分くらい)アタリがない場合は、チョコッ、チョコッと少しずつ ラインを手繰り寄せて下さい。 7.マーカーが沈んだり、動いたら、合わせて下さい。あわてなくても大丈夫です。 8.アタリがないまま、マーカーを近くまで手繰り寄せたら、またキャスト。これの繰り返しです。 【INDEX】へ戻る |
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B7 |
ラインの引き波が水面にあると魚は寄ってこない と聞きました。 リトリーブは 引き波が立たないように ゆっくりと引くのでしょうか? |
タナが極端に短くないかぎり、引き波は気にしなくていいと思います。 むしろ、キャストの際、フライやマーカーで水面を叩かないことの方が重要です。 ソフトに着水するように、ポイントの上の空中にキャストするような感じでキャストしてみて下さい。 タナを極端に短くする場合→魚が水面に反応している、ライズ(バシャッと)している時などは、 水面近くにフライがある方がヒットの確率が高くなりますので、タナを思い切って短くしてみましょう。 【INDEX】へ戻る |
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C: 魚の知識 |
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C1 |
「3倍体」とはどういう意味ですか |
人間と同じように2対の染色体を持っている生き物を2倍体と呼び、魚も通常2倍体ですが、 受精直後の卵に刺激(温度や圧力、薬品など)を与えると染色体を3対持つ魚を作ることができます。 この3対の染色体を持つ生物を3倍体といいます。 しかし、染色体の数云々ではなく、生殖機能が弱いことが重要で、生殖に使われるエネルギーを 成長に向けることにより、大きな魚体を作ることが目的ということのようです。 ですから、オスの3倍体はあまり生産メリットがなく、通常、3倍体はメスを主として生産されます。 ちなみに、3倍体を作る技術と同様、メスのみを作るバイオ技術もあります。 ※バイオテクノロジーと言っても、遺伝子操作ではなく染色体操作なので食用としての安全性に問題はない。 【INDEX】へ戻る |
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C2 |
「ドナルドソン」って、ニジマスの3倍体ですか? |
ドナルドソンという名前の博士が、スチールヘッドとレインボーの大型選抜個体をかけあわせて、 長年にわたり品種改良して得られた系統のニジマス。 つまり、大きい魚体の親同士のかけあわせを繰り返す「系統選別育種」であり、3倍体ではありません。 【INDEX】へ戻る |
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C3 |
「ヤシオマス」ってどんな魚ですか? |
栃木県水産試験場で生産された、ニジマスの3倍体の一種です。(全てメス) 大型になりますが、この品種改良の本来の目的は大型魚ではなく、刺身用魚体(赤身)生産のためだったようです。 ヤシオは、栃木県の花「ヤシオツツジ」(ピンク色の花)から命名された。 【INDEX】へ戻る |
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C4 |
F1ってなんですか? |
交雑種(ハイブリッド)の第一世代、つまり親魚が(交雑種ではない)異種魚の交配による「ハーフ」。 「F」の頭文字の意味は、「Filial」(子)です。F1同士の子、第二世代はF2となる。 トラウトはいろいろな交雑が可能だが、一般的にハイブリッドは生殖機能が弱いため、F1で途絶えることが多い。 (イワナ類は例外的に生殖機能がある。) 交雑しても生き残れない組み合わせ(致死性交雑種)や、あまり商品価値のない組み合わせもある。 実際に生産されるF1は限定されており、一般的には、イワナ×ブルックトラウトの交雑種を「F1」と呼ぶことが多いようですが、 本来ならば、単に「F1」ではなく、「○○と△△のF1」というような表現が必要です。 【INDEX】へ戻る |
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D: ウェア・アクセサリー |
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D1 |
フライベストと、背中のネットは、どういう仕掛け(コネクター)で繋がってるんですか? |
ネットリリース(NR)は強く引くと金具が外れるタイプ。 キーバックチェーン(KB)はピンオンリールの強力タイプみたいな感じでワイヤーなどが伸びる仕組み。 どちらも一長一短です。NRは不意にネットを損失することがあります。 KBは藪こぎ中に後頭部に攻撃を受けることがあります。 ロック機構付きKBもあり、これは不意にワイヤーが伸びることはありません。 現在、多くの人が使っているのは、強く引くと外れるネットリリース(NR)タイプのものです。 これは、一度外すとネットがフリーになるので便利です。最初登場したのは何とマジックテープの物でした。 その後、バネ式のものやマグネット式(これなんか肩こりに効きそう)、ウェイディングベルトなどに使われている バックルを変形したもの等様々なシステムの物が出てきましたが、何と言っても画期的だったのが 「ブローディンネット」に採用されたリリースシステムです。それは、今までネットのグリップ側をベストの 「Dリング」に取付けられていたのを、逆にした事です。すなわち、ネットのフレームにリリースシステムの部品を 取付け、「Dリング」に下げるようにしました。このことで初めてネットのグリップが、下側にきました。 自然に腰に近い部分の背中に手を回すだけでそこにネットのグリップがあるのです。こんな簡単な事 思いつきそうで、誰も考えられなかったのでしょうか?ネットのグリップ側をつり下げるものだという、固定観念が 長い間この進歩の妨げになっていたようです。古典的、伝統的なフライフィッシングの思わぬ足踏の時代でした。 現在はこうしたシステムも、多様に出ています。また、フレンチクリップ(NRの一種)等の古い道具も、無くなった わけではありません。 着脱形の金具の場合、セットし直す時は、やはり、体の柔らかな人でないと、背中に手が回らないですね。(^.^) 【INDEX】へ戻る |
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D2 |
フライベストを買おうと思いますが、値段がピンからキリまであります。 やっぱりある程度の値段の物を買うべきなのでしょうか? |
基本的に、自分の装備が収納できればOKですので、最初は、低価格のものでも充分です。 ただし、フライはいろいろ小物が多いので、ポケットが多いものを選ばないと使いづらいです。 だんだん装備が増えて重くなり、肩と首に負担が掛かるようになったら、肩にパットの入っているタイプが 必要になります。その段階になったら、ある程度 いいものを選んだ方がいいです。 【INDEX】へ戻る |
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D3 |
フライパッチからフライがよく外れて、なくしてしまいます。なにか良い方法はありませんか? |
「基礎編」の「Fishing Vest」のサブページ、「バーブレスフック用フライパッチの紹介」を参照願います。 【INDEX】へ戻る |
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E: フライタイイング |
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E1 |
最初はどんなフライから巻けばよいのでしょうか? |
「マッチ・・・」の点から言えば、どんな場所、どんな釣りという条件が必要なのでしょうが、タイイングの練習としては、・・・ ①ドライ系で「エルクヘア・カディス」「グリフィス・ナット」「パラダン(パラシュート)」「CDCダン」。 ②ニンフ系で「ゴールドリブド・ヘアーズイア」「カディス・ピューパ」「ソフトハックル」「MSC」。 ③リトリーブ系で「マラブーリーチ」「ウーリーバガー」。 ・・・などがいいのではないでしょうか。これだけでも、サイズと色のバリエーションを巻くと、かなりの本数になると思います。 練習用としては、1つのパターンで、3本分くらいの必要なマテリアルがセットになった、パッケージものも面白いですね。 【INDEX】へ戻る |
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E2 |
汎用性のあるマテリアルを教えてください。 |
①ハックルは、最初は小分け袋入りのハックルでもいいですし、 1つのケープが半分ずつ、別の色になっているものも便利です。つまり2色ケープ。 1色タイプならグリズリーでしょうね。 ②フェザーは、 なんと言ってもマラブー。それからCDC、パートリッジ、フェザントテール、ピーコックハールなどが重宝です。 ③ヘアは、 エルクヘア、カーフボディ。 ④シンセティックは、リーチヤーン、エッグヤーン、シェニール、フラッシャブーなど。 ⑤ダビングは、お好みですが、 ダビング不要のマテリアル「ボディ・ウィング・プロテクター」とか 「マジックファイバー」というのも簡単便利です。 【INDEX】へ戻る |
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F: その他 |
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F1 |
管理釣り場の規則で「赤バリ禁止」ってなに? |
釣堀(管理釣り場)が出来て間もない頃、「G社」のチヌバリという赤い鉤だけで、魚がよく釣れたそうです。 (今も同じかも知れませんが) なにもタイイングせず、マテリアルも付いていない赤い鉤をハリス(ティペット)に結んで釣るというもので、 魚からは「赤虫」かなにかに見えるのかも知れません。 もちろん、フライ(毛鉤)で釣るという思想から外れるため、禁止とする釣り場がほとんどです。 赤バリの他にも、素バリ禁止、エッグ禁止などいろいろありますが、 イージーフライ(あまりにカンタンなフライ)禁止という釣り場もあり、まともなタイイングができない私には 苦しい規則です。(^_^;) マーカー(インジケーター)釣り禁止という釣り場もありますね。これはちょっと議論になる点かと思いますが。 【INDEX】へ戻る |
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F2 |
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