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6■■■ 頭上にゴン・・・はドリフを超えるか | ||
落石たち | 無数の小石の塊。 この程度のものは、 落ちてきていることに 気づかれないものも多い。 |
少々(?)大きめの落石群。 隣りの電柱と比較して頂きたい。 |
こちらも大きめ。 さすがに通行の邪魔にならないよう 道路脇へ集められていた。 |
こいつは直径50cm程度あった。 単発だが道路の真中に落ちていて 避けられなければアウトかも。 |
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落石は本当に恐ろしい。ネットが張ってあるからまだ良いようなものの、これらが頭上に落ちてくるかと思うと、楽しいドライブも一転して生命に危険を感じる寒いものとなってしまう。 何度でも言おう。ここはれっきとした国道なんである。 |
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違うものも | 落ちてくるのが石だけだと思ったら大間違い。木も降ってくる可能性あり。 なだれているこの木はきれいに切ってあるように見えるので、山の上に資材として置いておいたものが降雨か何かで荷崩れ・崩壊し道路まで転がり落ちて来たのだろうか。 ちなみに一ヶ所だけでなく、2〜3キロに渡り数ヶ所で発見した。 |
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こんな事も あるんだな |
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平成13年10〜11月頃ちょっと話題になっていたR424有田郡金屋町修理川付近の通行止め&片側通行はこいつが原因だった!左の人と比べてご覧あれ。 よ〜く見ると車と同じ位の落石が・・・いや「岩」が見えると思う。はっきり言ってこんなもんにやられたら、タフさが自慢の堅牢クロカン車ですら一発でオシャカだし、陸自が誇る90式戦車ですら不覚をとりかねない。 通行止めの際には重機がいくつも入っていたが、岩を除けるためではなく、それ以前の段階のフェンスを立てるためのものだったわけだ。その後とりあえず片側だけでも通行できるように整備されている。 |
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●これらの取材を行った日ではないが、ある日3ケタ国道を走行中のことである。この日は風の強い日で、私は車で日高郡の山間部を走行していたのだが、車の前方か上部あたりから突然「バチッ」という異音が聞こえた。蜂とかカナブンがフロントガラスにぶち当たる際に出る音かと思い調べるが、フロントガラスには何の異変もない。そうこうしているうちに再び「バチッ」という音が。車のスピードを殺し周囲を注意深く見てみると、舞い散る落ち葉に隠れるように何やら小さな物体(1cm程度のものだが)が道路へ落下している。真相判明。落石が車にヒットする音だったのだ。 ●その後停車してボンネットと屋根に目立つ傷のない事を確認したが、小さな落石でも実際遭遇したことで落石そのものの現実感と危機感を身近に感じた。 ●落石が本当に怖いのは、このケースのような風の強い日ではなく、大雨の時だ。雨で岩を支える地盤が緩んだり流されたりすると、山土に埋まっていたはずの岩が次第に露出し、最後には落下するというわけだ。 ●よほどの必要が無い限り、大雨の際は山間部は通らない方がよい。少々遠回りになっても、整備された道路を通行する事をお勧めする。それができない場合は、雨が落ち着くまで安全な場所に退避すべきだ。また、流された土砂や落石、落ち葉などのせいででブレーキが効かず、崖に転落という事態もありうる。運転に慣れたドライバーがなぜ崖に転落するのかは、この辺に答えがあるかもしれない。和歌山の3ケタ国道は、とりあえずアスファルトは敷かれているものの、さらにその上に土砂や落ち葉などの「滑れオラ」と言わんばかりのネイチャーコーティングが施されている事が多いので、アスファルトだと決め込んで気分良く走っていると、黒々としていたはずの路面が突然茶色に変わって肝を冷やす事もよくある。また、濃霧の発生も充分有り得る。私もたいがい和歌山の酷道を走ってはいるが、大雨の時とその直後はさすがに酷道ルートは敬遠している。酷道ドライブは確かに刺激的な楽しさがあるが、走れば走るほど、酷道の持つ危険なクオリティを感じ取ることができるのだ。 ◆結論。 1、大雨の際や、大雨の恐れがあるときは国道とはいえ山間部のドライブは避ける。 2、「国道=全面アスファルト」という図式は必ずしも成立しないと考える。 3、最新の道路情報が得られないなら複数のルート設定を行う。 4、時間に充分余裕を持たせた計画を立てる。 5、イザという時のため、特に悪天候時はなるべく民家のある場所や携帯電話の通じるところを通る。 できれば上の事柄を注意しつつ、無駄なことに巻き込まれないよう、 安全で楽しい和歌山ドライブを楽しんで頂きたいと願うばかりだ。 |