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■ 3ケタ国道(酷道)万歳
▼温泉を巡りつつR424R425を走っていたら、どんどん道が細くなってゆき、しまいには車一台分の道幅しか無くなった。右は山肌、左は崖下がすぐそこに見えているという道なのだが、一部アスファルトがガケ側に剥がれ落ち、道幅がさらに狭くなっている。片側は岩肌だが、もう片側は宙である。何も無い。つまり「ガケ」。脱輪すればジ・エンドだ。

ここは国道のはずである。


▼恐る恐る車を走らせるが、道沿いに生えている木の枝がバシバシ車にヒット。狭いのは道幅だけではなく、車が通る「空間」すらも狭いのだ。そしてふと目に入った看板には「転落注意」と書かれている。

その前にガードレールつけんかい。


▼少し走ると、道端に何か積まれている。近くまで行くとそれは落石のかたまりだった。小さいものは数センチくらいだが、大きいものは1メートルを越えている。これはもはや石なんぞではなく岩である。直撃を食らえば車の屋根なんて紙切れみたいなもんだろう。怯えつつ通過したその先にまた看板が。「落石注意」。

だったら防護ネットぐらいつけとけ。


▼さらに行くと、高い崖下を通る時にはさすがに防護ネットが貼られている。さすが国道!・・・ん?よく見ると何か動いてる・・・猿だ!猿が防護ネットにしがみついている。中にはケンカしてる奴らもいる。防護ネットを揺らす揺らす。と、その勢いでガケから石が落ちてくる!猿なんぞ見ている場合ではない。さっきの落石(落岩)はお前らの仕業か?

▼ようやく二車線路が現れ一安心。さて快速ドライブを・・・と気分よく走っていたらカーブを超えた瞬間、四足の哺乳動物らしき姿がこちらにケツを向けて立っている!ヤバイ轢いてまうぅぅ!間一髪で茂みに逃げたのは鹿。あやうくフロントガラスで鹿の○虫検査をしてしまうところだった・・・。

▼これが作り話でない事は、この道を通った事のある誰もが認めざるを得ないだろう。まだ通った事の無いあなた、こんなステキな国道、一度は走ってみないとね。

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