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第8シリーズ前半
【主題歌】
- ■いつか見た青い空
- artist : 海援隊
- album : none
- 海援隊による現代版フォークソングとも言うべき主題歌。なかなか思い通りの詞ができず、完成まで長い格闘の日々を費やしたという。ちなみに武田さんは1990年に「昭和24年〜いつか見た青い空〜」というタイトルのアルバムをリリースしているが、今回の作品との相関性は不明。
- album : none
【第1話 「ギラリと光るダイヤのような日!」】 ≫あらすじ
- ■私の存在の意味
- artist : 城之内ミサ
- album : none
- 第3シリーズ以来ドラマの音楽を担当されている城之内さんによる挿入歌。本人歌唱で、インスト・バージョンも収録。この回以降も、主に生徒の気持ちに変化があった場面で流れるのがこの曲です。
- album : none
- ■茨木のり子詩集
- author : 茨木のり子
- publisher : 思潮社
- 国語の授業で採り上げられた「ぎらりと光るダイヤのような日」が収録されている詩集。茨木さんは戦後の日本を代表する詩人。
この後の第3話では、同じ茨木さんの「自分の感受性くらい」という詩が登場する。 - publisher : 思潮社
【第2話 「赤い私服の転校生」】 ≫あらすじ
- ■生きとし生ける物へ
- artist : 森山直太朗
- album : 傑作撰 2001〜2005 (UPCH-9181,2)
- 「自分の本当の顔」が分からない長谷川孝志が放課後、思い悩みながら家路につくシーンで流れていた挿入歌。シンプルなメロディに荘厳な詞とアレンジ。「僕は君が思うような人間じゃない」というフレーズが孝志の気持ちとオーバーラップして印象的。ちなみに曲タイトルの「物へ」の部分は誤字ではありません。
- album : 傑作撰 2001〜2005 (UPCH-9181,2)
【第3話 「広がる私服登校」】 ≫あらすじ
- ■落ちこぼれ—茨木のり子詩集
- author : 茨木のり子
- publisher : 理論社
- 私服で登校する森月美香に影響を与え、制服を着用することに繋がった「自分の感受性くらい」という詩が収録されている詩集。第1話に続いて茨木のり子さんの作品。
第3シリーズ8話でも生徒がこの詩を朗読するシーンがあり、金八は「他人を攻撃する前に、自分をしっかり見つめなさい」と言っていた。また、この後の第9話で登場する「知命」という詩もこの詩集に収録されている。 - publisher : 理論社
【第4話 「親父はウザイか?」】 ≫あらすじ
- ■万葉集
- guide : 中西進
- publisher : 講談社
- 「親はウザイ」と口々に言う生徒たちに、金八は万葉集の中から親の情愛に満ちた山上憶良の句を3つ採り上げて紹介した。なお「銀も 黄金も珠も なにせむに まされる宝 子にしかめやも」という句は第6シリーズ11話でも使われている。その他、万葉集は第1シリーズ3話、第7シリーズ9話でも登場。
- publisher : 講談社
【第5話 「親の希望 子供の夢」】 ≫あらすじ
- ■オール1の落ちこぼれ、教師になる
- author : 宮本延春
- publisher : 角川書店
- 成績が極端に悪いが教師を目指すため高校進学したいと言い出した川瀬光也に、金八が「光也よりずっと低い成績から高校の先生になった人がいる」といって紹介した本。著者は中学卒業時、漢字は自分の名前しか書けず、数学は九九が2の段まで。英語の単語はBOOKしか知らなったという。光也はこの本にかなり感銘を受け共感もした。
- publisher : 角川書店
【第6話 「自己主張は金髪で」】 ≫あらすじ
- ■REGRET
- artist : the GazettE
- album : STACKED RUBBISH (KICS-1311)
- みーちゃんが変なダンスを踊るほど好きで、森月美香も携帯プレーヤに入れて聴くほどであり、佐藤千尋も大ファン。平野みなみがみーちゃんを探して街中を駆け回るシーンでは挿入歌に使われた、いかにもヴィジュアル系な一曲。インディーズとしては異例の人気を誇るバンドなんだそうです。
- album : STACKED RUBBISH (KICS-1311)
- ■[よのなか]科 授業より
- 東京都杉並区和田中学校
- この回の参考資料。金八が企画し、みーちゃんとみなみの関係修復にも一役買った「自殺抑止のロールプレイ」は、和田中学校で実際に行われている試み。なお、この和田中の藤原和博校長については第7シリーズ9話でも採り上げた経緯があり、「民間校長、中学改革に挑む」「公立校の逆襲 いい学校をつくる!」の二冊の著書が紹介された。
- ■七人の刑事
- artist : ゼーグ・デチネ
- album : ポリス&アクション! 〜TV刑事ドラマ★グレイテスト・ヒッツ〜 (TECH-25024)
- 自殺抑止ロールプレイの中で、金八が「悲しいメロディをハミングする」と言って口ずさんだ曲は「七人の刑事」の主題歌。七人の刑事はかつてTBSが放送した人気ドラマで、金八先生第1シリーズがスタートする直前まで同時間帯で放送されていた前番組でもある。小山内美江子さんも一時脚本に携わっていた。
- ※アーティスト名に誤りがありましたので修正しました。ご指摘いただいたyahagiさん、ありがとうございます。
- album : ポリス&アクション! 〜TV刑事ドラマ★グレイテスト・ヒッツ〜 (TECH-25024)
【第7話 「金八 生徒 女形競艶」】 ≫あらすじ
- ■新編濱口國雄詩集
- author : 濱口國雄
- publisher : 土曜美術社
- リアルな描写で大きなインパクトを残した詩「便所掃除」が収録された詩集。金八はこの詩を朗読させた後、「誰もやりたがらないが誰かがやってくれている仕事こそが社会を機能させ、動かしている」と説明した。著者の濱口さんは元国鉄(現JR)職員。この詩は映画「男はつらいよ・寅次郎かもめ歌」でも採り上げられたことがある。
- publisher : 土曜美術社
- ■チェリー
- artist : スピッツ
- album : インディゴ地平線 (POCH-1605)
- 将来アーティストになることを夢みている漆田駿がストリートで弾き語りをし、エンディングでも流れたポップソング。1996年にヒットを記録したスピッツの代表曲。アルバム「インディゴ地平線」ではラストナンバーとして収録されている。
- album : インディゴ地平線 (POCH-1605)
- ■Hey Mama / Let's Get Retarded
- artist : Black Eyed Peas
- album : Elephunk (UICY-6053)
- 茅ヶ崎紋土がストリートダンスのバックトラックとして使っていたのはこの2曲。ブラック・アイド・ピーズは人気ヒップホップ・グループで、両曲が収録されている2003年発表の「エレファンク」というアルバムは全世界で760万枚を売り上げた。 (※参考:番組公式サイト)
- album : Elephunk (UICY-6053)
- ■矢切の渡し
- artist : ?
- album : ?
- ここから下の4つは、いずれも大衆演劇の芝居小屋で使われていた曲。まずこの「矢切の渡し」は、駿の父・錦次が女形となって舞台に立ったときに流れた。細川たかしさんが歌って1983年にヒットした歌謡曲だが、ここで使われたのは別歌手のものか。
- album : ?
- ■天城越え
- artist : 石川さゆり
- album : 石川さゆり全曲集 第二集 「天城越え」 (PCCA-494)
- 大衆演劇で使われた曲。駿が三年ぶりに女形「中条夢三郎」となって舞台に立ったときに流れた。1986年に大ヒットした演歌だが、今でも石川さゆりさんはよく歌っていらっしゃるので、多くの方に耳なじみであるはず。個人的には「天城ぃ〜」で声がひっくり返るところが好きです。
- album : 石川さゆり全曲集 第二集 「天城越え」 (PCCA-494)
- ■浪花節だよ人生は
- artist : ?
- album : ?
- 大衆演劇で使われた曲。金八が女形になった世にもおぞましいシーンで流れていた。が、金八負傷のためすぐに演奏はストップ。前述の細川たかしさんをはじめ様々な歌手が歌った曲であり、とりあえずこのバージョンは女性であることくらいしか分からない。
- album : ?
- ■夜桜お七
- artist : 坂本冬美
- album : 夜桜お七〜冬美・いい歌やま盛り (TOCT-8605)
- 大衆演劇で使われた曲。女形をあれほど嫌っていた駿が「僕がやる!」と決意し、クラスメイトたちが言葉を失うほど妖艶で美しい姿を披露したときに流れていた。坂本冬美さん1994年のヒット曲で、歌謡曲にしてはかなりアップテンポなのが特徴。現実の若き天才女形俳優・早乙女太一さんもよくこの曲で舞っているそうです。
- album : 夜桜お七〜冬美・いい歌やま盛り (TOCT-8605)
【第8話 「子守歌に託した夢」】 ≫あらすじ
- ■おくのほそ道
- author : 松尾芭蕉
- publisher : 岩波書店
- 金八が、キング牧師の話に入る前の国語の授業で朗読していた「馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅をすみかとす」という一文は、松尾芭蕉「おくのほそ道」の序文。次の9話では、「光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す…」と、平泉の章を朗読する。
- publisher : 岩波書店
【第9話 「父親は大きくて暖かかった…」】 ≫あらすじ
- ■もっと儲かりまっせ。
- author : 栗本唯
- publisher : あさ出版
- 貸金業に励む佐藤千尋の自宅の部屋に置かれていた本。「カネなし、ヒトなし、技術なしで小さな会社が日本一儲ける本」という副題がついたベストセラーである。千尋がなかなか実践的な経営眼を持っていたのはこの本を読んでいたからか。納得。
- publisher : あさ出版
- ■生き物として生きる
- author : 中村桂子
- 光村図書の国語の教科書に書き下ろし
- 父親と再会した紋土が教室に戻ってきた時に金八が国語の授業で朗読していた「赤ちゃんの誕生を例に考えてみると、以前は子を授かるという言い方が…」という一節は、この説明文のもの。万葉集やおくのほそ道と同様、国語の教科書に実際に載っている教材である。
ちなみに第6シリーズ3話では、この中村さんの「三十五億年の命」という文の朗読があった。やはり教科書収録。 - 光村図書の国語の教科書に書き下ろし
- ■茨木のり子/落ちこぼれ—茨木のり子詩集
- ≫3話 紋土に決意を促した「知命」という詩が収録。
- ■松尾芭蕉/おくのほそ道
- ≫8話 少し早く切り上げた国語の授業で朗読していた文。
【第10話 「高利貸しの女の子」】 ≫あらすじ
- ■ブログの達人がこっそり教える おカネの儲け方
- author : 佐々木祐二
- publisher : 中経出版
- ■目からウロコ おカネ儲けの法則
- author : 増田俊男
- publisher : ビジネス社
- ■金儲け哲学
- author : 糸山英太郎
- publisher : かんき出版
- ■稼げる人 稼げない人
- editor : 古田英明
- publisher : 総合法令出版
- ■インターネット通販の始め方・儲け方
- author : 平本隆之
- publisher : ぱる出版
- いずれも佐藤千尋の部屋の本棚に並んでいた本。このラインナップを見ると、千尋がいかにお金を稼ぐという意志に溢れ、かなりの計画性をもって実行に移したのかがよく分かる。
- publisher : ぱる出版
- ■栗本唯/もっと儲かりまっせ。
- ≫9話